◆明治安田J1リーグ▽第5節 水戸4―2鹿島(2日・水戸信ス)

 J1の舞台で初めて実現した「茨城ダービー」は、水戸が鹿島に4―2で快勝した。FW渡辺新太が4ゴールをマークする大暴れで、チームを歴史的な白星に導いた。

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 J1水戸が、クラブの歴史を動かした。2000年のJリーグ加盟以降、初めてJ1の舞台で実現した「茨城ダービー」で4発快勝。リーグ戦で昨年7月を最後に負けなしを続けてきた王者から鮮やかに4得点を奪った。

 立役者は主将のFW渡辺だった。前半8分にPKを沈めて先制点を奪うと、同21分にも体を投げ出して追加点をゲット。後半3分に3点目を奪っても勢いは止まらず、同10分に速攻から右足を豪快に振り抜き、衝撃の1試合4ゴール目をマークした。

 “J2の番人”と揶揄(やゆ)されてきた水戸に渡辺が加入したのが、2025年。大分を契約満了となり、水戸に行き着いたFWはチーム最多の年間13ゴールをマークし、エースとしてクラブ史上初のJ1昇格に導いた。水戸に所属する大半の選手がそうであるように、渡辺自身もJ1でのプレー歴は乏しく、2021年シーズンの1年間しかなかったが、クラブ初のJ1の舞台に果敢に挑み、25年シーズンからリーグ戦19戦負けなしだった鹿島から4ゴールを奪ってみせた。

 20年以上、鹿島とリーグ戦で対戦する権利すら得られなかったクラブが、悲願のダービー戦で歴史的大勝を収めた。

 ◆渡辺 新太(わたなべ・あらた)1995年8月5日、新潟市出身。新潟の下部組織出身で、流通経大を経て18年に新潟に再加入。

21~24年まで大分でプレーし、25年に水戸加入。昨季はJ2で31試合出場13得点でベストイレブンを受賞した。

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