歌舞伎俳優の片岡千之助が17日、都内で行われた劇団☆新感線46周年興行・冬公演「いのうえ歌舞伎『髑髏(どくろ)城の七人 LAST STAND』」(作・中島かずき、演出・いのうえひでのり)の製作発表に出席した。

 1990年の初演から36年、11バージョンが上演されてきた同劇団の代表作。

最終決定版となる今回は、これまで蘭兵衛、天魔王を演じてきた早乙女太一が捨之介役を務める。野武士集団「関八州荒武者隊」を率いる兵庫を演じる千之助は「『いのうえ歌舞伎』という『歌舞伎』がつく舞台で、歌舞伎役者の自分が、かぶき者の兵庫を演じさせてもらえる。この喜びがどんどん上がっています。ずっとワクワク、ドキドキ、武者震いしています」と声を弾ませた。

 歌舞伎の「義経千本桜 鳥居前」の忠信を思わせる仁王襷(たすき)の衣装。立役の二枚目や女形を勤めてきた千之助は「こういう役をあまりやってこなかったので、うれしい。いつか歌舞伎でも荒事のような立役の強い役をやりたいと思っています。『千之助はこういう役もできるんだな』と思ってもらえたら」と意欲を見せた。

 東京公演は新橋演舞場で11月14日~12月25日、長野公演はホクト文化ホールで来年1月21~24日、金沢公演は金沢歌劇座で2月8~14日、大阪公演はフェスティバルホールで2月25日~3月11日に上演。塩野瑛久、藤岡真威人、早乙女友貴、柚香光、桜井日奈子、近藤頌利、河野まさと、木村了、浜中文一、粟根まこと、山口馬木也らも出演する。

 千之助の祖父は歌舞伎の人間国宝である片岡仁左衛門、父は片岡孝太郎。現在26歳で将来が期待されている。

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