◆愛知・名古屋アジア大会 第4日 体操(22日、名古屋市総合体育館)

 女子で団体総合の予選も兼ねた個人総合決勝で、チーム最年長の27歳・杉原愛子(アローブラボ/TRyAS)が、合計55・599点で日本人初の金メダルを獲得した。13大会連続で優勝してきた中国の牙城を崩した。

16歳の西山実沙(なんばク)が銅メダルを手にし、日本史上初のW表彰台の快挙も達成した。

 3種目目の得意の床運動では、2度のラインオーバーがあり得点を伸ばせず13・700点にとどまりこの時点で中国選手に次ぐ2位。逆転を狙った最後の跳馬では、今年磨いてきたユルチェンコ2回ひねりを成功させ14・100のハイスコアをたたき出し、逆転でアジア女王に輝いた。

 会場から大歓声が起こる歴史的な快挙だったが、順位決定の瞬間、西山に口紅を塗るまさにリップサービス中だった。「あっ、見られてました。やばい。このあとすぐに表彰台だと思って、おめかししてあげようと思って」とまさに自然体、いつもの杉原愛子で大仕事をやってのけた。

 23日には予選を1位で通過した団体総合の決勝を迎える。金メダルを獲得した選手だけがもらえる金の大会マスコット「ホノホン」を見つめながら、「団体は5人で金ホノホンをコンプリートしよう」と愛子スマイル。新女王は、最後まで上機嫌だった。

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