歌手の近藤真彦(62)が23日、鳥取・倉吉市のエースパック未来中心大ホールで全国ツアーの鳥取公演を行った。

 人口4万人余りの街の会場が、一瞬で熱狂に包まれた。

近藤は「16歳でデビューして、今でもこうしてコンサートをできるなんて夢のようでウソのよう」。興奮して2階席から身を乗り出す女性たちを「落ちないでよ!」と制し、近年急増している男性ファンの歓声にも笑顔で応えた。入浴中に思いついたというツアータイトル「今度も最高!KONDOも最高!近藤真彦」は、何度も読み返すとダジャレに気づくコミカルな構造となっている。

 鳥取県でのコンサート開催は、46年間の歌手人生で意外にも初めて。趣味の釣りでは何度も訪れており「日本海はいつも荒れていて演歌の匂いがする」としながらも、湿っぽさゼロで「スニーカーぶる~す」「愚か者」など24曲を届けた。

 これで、ライブでは45都道府県目の来訪。残りは徳島、愛媛の2県のみとなった。全国制覇は目前で「徳島、愛媛、待ってろよ! 早めに制覇しちゃいたいよ」と、両県のファンに向けて初ステージを約束した。

 62歳の誕生日だった7月19日には全339曲のサブスクリプション配信を解禁。この日のアンコールで歌った「ギンギラギンにさりげなく」は、ストリーミングとダウンロードの両部門で首位に立った。「(作曲の)筒美京平先生と(作詞の)伊集院静さんにこのニュースをお伝えしたい」と、天国の恩師たちに感謝しきりだ。

 大みそかのNHK紅白歌合戦について「今年は空いてるよ」とおどけつつ、「たのきんトリオ」時代からの盟友・野村義男(61)と来年に恒例の全国ツアーを行うことも発表。

「永遠のアイドル」はアップデートを続けている。(堀北 禎仁)

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