宝塚歌劇星組のミュージカル「RRR × TAKA“R”AZUKA ~√Rama~」の新人公演が24日、兵庫・宝塚市の宝塚大劇場で上演された。

 2022年入団の第108期生で、5年目の馳琉輝(はせ・るき)が新人公演初主演を務めた。

1920年、英国植民地時代のインドが舞台。インド人でありながら大義を胸に秘め、イギリス警察の任務に従事するラーマ(本役・暁千星)を力いっぱい演じた馳は「不安の中で迎えた新人公演でしたが、本番になってみると、周りの新人公演メンバーや、見てくださるお客様の色々なエネルギーが重なって、それが私の糧となって私を強く後押ししてくださった」と感謝した。

 馳は、トップスターの暁千星(あかつき・ちせい)から「緊張してる? その緊張を跳ねのけるような存在じゃなきゃいけない。他の人に緊張を感じさせちゃいけない」とアドバイスされたことを明かし「自分が緊張している場合じゃないのかと気づかされたところもあったので、その一言が大きく後押ししてくれたなと思います」と振り返った。

 ラーマの婚約者・シータ(本役・詩ちづる)を、馳と同期の茉莉那(まりな)ふみが初ヒロインで好演。詩には「劇場の空間を信じて、衣装、持ち物、本当に素敵なセットを感じて、ひたすら楽しんでおいでと言っていただきました」と笑顔。「緊張がありつつも、すごく幸せに満ちた心持ちでした」と語った。

 同期での初主演、初ヒロインについて馳は「同期だからこそ頼りすぎてしまって甘えてしまうことがありました。でも同期だからこそ支えてもらうこともあって、そういう一つひとつが自分の糧になっていったので、その点ではすごくありがたかった」とにっこり。茉莉那は「恋愛の相手役というのは音楽学校以来だったので、お互い頑張ってきたんだなということを感じていました」と、成長を確かめ合ったという。

 馳は11月19日の東京新人公演に向けて「自分の中でできなかったこと、悔しかったことがたくさんありますが、今日感じたことは忘れずにきちんと胸に留めて、きちんと生かして今後も頑張ります」と意欲を語った。

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