◆大相撲秋場所千秋楽(27日、東京・両国国技館)

 1年ぶり6度目の優勝を果たした横綱・大の里(二所ノ関)がインタビューに答えた。表彰式前には、土俵下で何度も目頭を拭った。

 ―1年ぶりの優勝です。おめでとうございます。

 「ありがとうございます」

 ―場所中には見られなかった(涙の)横綱の表情ですけど、今の気持ちは。

 「去年、けがして、どうなるかなあと思って…、この景色だけを見たくて、何とか頑張って、きょう優勝できてうれしいです」

 ―1年ぶりに横綱を祝福する観客の姿は、どう映ってますか。

 「去年けがして、思い通りの相撲が取れない1年が続いて、先場所も苦しい思いをして、こうやって賜杯を抱けたことは本当にうれしいです」

 ―目に熱いものが浮かんでいる姿はなかなかないと思うが、それほどこの1年はつらかった。

 「本当に、また優勝できるのかなと考えた時期もあったし、大丈夫なのかな、この先。親方がいろいろ紹介していただいて、支えになってくれて、きょう土俵下に親方がいて、優勝を目の前で見せることができて、すごくうれしい」

 ―二所ノ関親方にはどういう報告を。

 「きょうはこうやって勝てたので、少しの間、余韻に浸って、また、次の九州(場所)に向けて頑張りたいと思います」

 ―13日目まで圧倒的にリードしていて、連敗して千秋楽を迎えた気持ちは。

 「途中、余計なこと考えていたこともあったが、最後に勝って、精神的にも成長したのかなと思う。(次は)レベルの高い優勝をしたい」

 ―安青錦との一番は、圧倒する横綱の相撲だったが、臨む気持ちは。

 「朝起きた時から、『腹を決めて走る』悔いの残らないような、弱気にならないような相撲を取ることを考えた。2連敗でいろんなたくさんの人から励ましの連絡が来たので、それが力になってよかった」

 ―これからは。

 「また、強い横綱を見せられるよう、しっかりと稽古に精進して頑張りたい」

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