◆愛知・名古屋アジア大会 第12日 男子ボルダー(30日、愛知・ポートメッセなごや 第1展示館)

 8人で争う男子ボルダーの決勝が行われ、24年パリ五輪男子ボルダー&リード銀メダルで25年世界王者の世界ランキング1位・安楽宙斗(19)=JSOL=が、2連覇を達成した。21年東京、24年パリ五輪代表で2大会ぶり2度目の出場となった同9位・楢崎智亜(30)=フリー=は銅メダルとなり、日本男子のダブル表彰台となった。

韓国のライバル、イ・ドヒョン(24)が銀メダルだった。

 4つの課題に臨むボルダー。課題1つの満点は25点。安楽は第1課題をミスなく一撃で完登し、25点を獲得した。第2課題で24・8点、第3課題を24・7点と高得点を積み、74・5点で最後の課題にアタックした。

 

楢崎は第1課題で24・9点を獲得したが、第2、第3課題はともに10点にとどまし、最後の課題は落下して無得点となり合計44・9点で暫定3位に。この時点で安楽と韓国のイとの一騎打ちとなり、最後の第4課題を迎えた。

 ところが第3課題は安楽がまさかの無得点。最終試技者となった韓国のイの持ち点は49・7点。安楽との得点差、24・8点を上回れば、逆転金メダルとなる中、最後の課題に挑んだが失敗し、無得点。この瞬間、安楽の金メダルが決まった。

 

◆ボルダー男子決勝 結果

金 安楽宙斗 74・5点

銀 イ・ドヒョン(韓国)49・7点

銅 楢崎智亜 44・9点

 ◆ボルダー ロープを使わず高さ5m以下の壁に設置された複数の「課題(コース)」を制限時間内にどこまで登れるかを競う。

制限時間:は1課題につき予選・準決勝は5分、決勝は4分程度。 競技開始前に選手がコースを下見する時間が与えられる。

 ◆28年ロサンゼルス五輪のスポーツクライミング 初採用となった21年東京五輪は男女各1種目の「3種目複合」だったが、24年パリ五輪で「スピード」が単独種目となり「ボルダー&リード」の2種目複合に変更。28年ロス五輪では初めてボルダー、リード、スピードの3種目がそれぞれ単独種目として実施される。

 

▶アジア大会の日本勢のメダル

▽2018年 ジャカルタ

金メダル 女子複合 野口 啓代

銀メダル 男子複合 藤井 快

銅メダル 男子複合 楢﨑 智亜

▽2023年 杭州大会

金メダル 男子ボルダリング・リード複合 安楽 宙斗

金メダル 女子ボルダリング・リード複合 森 秋彩

◆アジア大会日本代表

▽ 男子 出場種目

安楽 宙斗 ボルダー

楢﨑 智亜 ボルダー

吉田 智音 リード

鈴木 音生 リード

藤野 柊斗 スピード

大政 涼 スピード

▽女子 出場種目

野中 生萌 ボルダー

森 秋彩 ボルダー、リード

小武 芽生 リード

小屋松 恋 スピード

林 かりん スピード

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