さわやかな笑顔が美浦に戻ってきた。6月の安田記念終了後から、オーストラリアに遠征していた菅原明良騎手=美浦・フリー=は今週末からJRA騎乗を再開する。

10月6日は帰国して初めて、美浦トレセンで調教騎乗を行い、師匠の高木調教師ら、多くの関係者と言葉をかわした。

 豪州では、主にフレミントン競馬場の施設で調教に騎乗していた。「色々と刺激的でしたね。しんどいからではなく、日本の競馬を見ていたら焦りもあったし、早く帰りたいなと思って」と当初は年内いっぱいだった遠征期間を、切り上げて帰国したことを明かした。

 7月15日に遠征後初勝利を挙げたが、騎乗数は増えなかった。約3か月滞在したオーストラリアでは計24戦1勝と、満足のいく結果は得られず。「色んな国に行きたい気持ちはあります」との思いを抱きつつも、かつてのお手馬の活躍や、岩田望騎手、斎藤騎手など同期の騎手が活躍したことも重なり、悩んだ。「自分の弱い面を知れたのは良かった」と己を見つめ直し、帰国を選んだ。「今年はけが(3月に落馬、第3腰椎椎体骨折)をしてキャリア最少の勝ち鞍(現在9勝)。なかなか勝てないという気持ちが、遠征でリセットされたので」と心機一転、国内での競馬に挑む。

 復帰週から、スワンS(12日、京都)でレース史上初の連覇がかかるオフトレイルに騎乗。関西馬でもありこの中間は調教には騎乗していないが、「真面目で前向きな馬。

安田記念(6着)も差のないところまできてくれた」と感触はいい。「日本で上に行けるようにやっていきたいと感じました。頑張ります」。武者修行を終えた25歳の若武者が、秋競馬を盛り上げる。

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