◆全国高校サッカー選手権静岡県大会▽決勝トーナメント1回戦 常葉大橘2―0藤枝明誠(25日、藤枝総合陸上競技場)

 決勝トーナメント(T)1回戦が行われ、1次Tから勝ち上がった常葉大橘(静岡県Aリーグ)が、プリンスリーグ東海に所属するシード校の藤枝明誠を2―0で撃破。3年ぶりに8強入りした。

 堅い守備が光った。激しい風雨の下でピッチに水がたまり、ボールが転がらない中、明誠はロングボール主体で攻めてきた。それを橘はDF池田大峨主将(3年)を中心にはね返し続けた。178センチ、75キロの体格を誇る主将は空中戦で明誠のエースFWに競り勝ち、裏への突破も体を張って止めた。

 風下に立った後半も攻め込まれたが、GK佐藤勝己(3年)が好セーブを連発。そして同7分、カウンターからMF小柳希碧(のあ、2年)が先制ゴール。左からのクロスに、相手GKと競り勝ってヘディングで決めた。身長は171センチだが「ジャンプ力には自信があるんです」と胸を張った。

 そして24分、明誠のシュートをGK佐藤が止めると、そこから再びカウンター。途中出場のDF秋山奏太(2年)が追加点だ。「いい守備が攻撃につながった」と新井裕二監督は選手を褒めた。

 17日の1次T4回戦では、加藤学園にPK戦で辛くも勝利。

指揮官は「相手は100パーセントの力を出してきた。自分たちも決勝Tでは、それくらいの力を出して戦おう」とイレブンを鼓舞していた。この日、試合終了の笛と同時に倒れ込んだ守護神と、池田主将はガッチリと握手。「全員が100パーセント以上の力を出した結果です」とうなずいた。

 31日の準々決勝では、やはりプリンスリーグ所属の東海大静岡翔洋とぶつかる。4強入りした1月の県新人戦では、PK戦で倒しており、手応えはある。「まだ通過点。翔洋も食って勝ち進みます」と主将。この勢いでジャイアントキリングを続けて行く。

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