■ゆうちょは年0.8%、オリックス銀行は年1.55%、利息差は約2万3200円
ゆうちょ銀行の3年ものの定期貯金の金利は、2026年10月17日時点で年0.8%です。100万円を3年間預けた場合、半年複利による税引前の利息は約2万4200円、税引後では約1万9300円となります。


一方、オリックス銀行の「eダイレクト定期預金」は、2026年10月15日現在、3年ものに年1.55%の金利を適用しています。同じ100万円を預けると、半年複利による税引前の利息は約4万7400円、税引後では約3万7800円です。

両行の利息差は税引前で約2万3200円、税引後でも約1万8500円となります。

3年ものは両行とも半年複利で計算されます。ゆうちょ銀行の年0.8%を単利で計算すると3年間の利息は2万4000円ですが、半年複利では約2万4200円となります。複利効果は小さいものの、預入期間が長くなるほど利息の差が生じます。
100万円を3年間預けると利息が約2倍に! ゆうちょ銀行とオリックス銀行を比較
ゆうちょ銀行とオリックス銀行の3年定期比較※図版は筆者作成


■オリックス銀行は100万円以上から、中途解約の利率に注意
オリックス銀行のeダイレクト定期預金は100万円以上から預け入れが可能で、インターネット取引専用の商品です。一方、ゆうちょ銀行の定期貯金は1000円以上から利用でき、郵便局やゆうちょ銀行の窓口でも手続きできます。

満期前に解約する場合、オリックス銀行の3年ものは、1年未満ならeダイレクト普通預金の金利が適用されます。2026年10月15日現在、その金利は年0.5%です。

1年以上2年未満では約定利率の20%、2年以上3年未満では50%を基準に中途解約利率が計算されます。ただし、計算した利率が解約日時点のeダイレクト普通預金金利を下回る場合は、普通預金金利が適用されます。


2026年10月15日時点の金利を前提とすると、1年以上2年未満では年0.5%、2年以上3年未満では年0.775%となります。

ゆうちょ銀行も経過期間に応じた所定の払戻利率が適用されます。3年間使わない予定の資金かどうかを確認しておくことが大切です。

■金利上昇局面では預け入れる時期も判断材料に
ゆうちょ銀行は、2026年11月9日から通常貯金の金利を年0.4%から年0.5%へ引き上げます。定期貯金や定額貯金などの定期性貯金についても金利引き上げを予定していますが、10月17日時点では改定後の金利や適用開始日は未確定です。

定期貯金や定期預金は、原則として預入時の金利が満期まで適用されます。今後金利が上昇しても、預入済みの商品に新しい金利が自動適用されるわけではありません。

また、両行とも預金保険制度の対象で、一般の預金などは1金融機関につき預金者1人当たり元本1000万円までとその利息などが保護されます。

今回の比較ではオリックス銀行の方が多くの利息を受け取れる計算です。ただし、3年間資金を使わないかどうかに加え、今後の金利改定も踏まえて預け先を検討するとよいでしょう。

文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。
ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
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