◆プロボクシング ▽東洋太平洋&日本フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦 ●2冠王者・野上翔(8回TKO)挑戦者・田中将吾〇(10月29日、東京・後楽園ホール)

 東洋太平洋&日本フライ級タイトルマッチで、東洋太平洋同級2位、日本同級13位の挑戦者・田中将吾(24)=大橋=が、2冠王者・野上翔(26)=RK蒲田=を8回1分26秒TKOで下し、新2冠王者に輝いた。

 田中は初回、右ショートでいきなりダウンを喫した。

5回終了時の公開採点では、ジャッジ3者とも48―46で野上を支持した。6回以降、田中はプレスを強め、連打からの右ショートを軸に攻勢。8回、右ショートでダウンを奪うと、再開後も連打を浴びせたところでレフェリーが試合をストップした。

 初回のダウンシーンを「正直あのパンチは見えなくてすごく焦ったが、やってきたことを全部出したら後半まくれると思っていた」と振り返ると、「(6回以降の)最後の3ラウンドは、本当に気持ちだけでいった。向こうが効いているのは分かっていた。ここは人生を変えようと思って攻めきることができた」と逆転KO勝利を喜んだ。

 アマチュア6冠の田中は、今年5月2日に東京ドームで行われた井上尚弥(大橋)対中谷潤人(M・T)の前座でWBOアジアパシフィック同級王者・富岡浩介(24)=RE:BOOT=に挑戦するも1―1の引き分けに終わり、王座獲得はならなかった。

 この日の興行では、富岡がWBOアジアパシフィック王座の初防衛に成功した。田中は「(ベルト)もう1本、きょうも富岡選手が勝って防衛している。東京ドームの決着もつけたい。もし戦うことになったら楽しみです」と地域3冠統一を懸けた雪辱戦に意欲。「僕が目指しているのは、こんなところじゃない。

まだまだ上、世界を目指して頑張っていきます」と力強く宣言した。

 戦績は田中が6勝(4KO)1分け、野上が8勝(4KO)1敗。

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