◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 最終日(1日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 3位で出た桂川有人(国際スポーツ振興協会)が7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で回り、通算12アンダーで逆転し、前週の欧州ツアー「ジェネシス選手権」から2週連続優勝を飾った。日本ツアーは2024年「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」以来となる通算3勝目。

桂川は優勝インタビューで「やっと優勝することができた。ホッとしている。(18番のバーディーパットは)なかなかああいう場面で決めることがこれまでなかったので、すごいグッとくるものがあった」と感無量だった。

 2番パー5でグリーン奥カラーからの3打目をパターで寄せると、3番は2メートルのチャンスにつけて連続バーディーを奪った。5番パー3でティーショットを1メートルにからめて伸ばし、トップの岩崎亜久竜を捉え、抜けだした。16番パー3で、第1打をグリーン右に曲げ、球は急斜面のラフで止まった。2打目はまさかの空振り。ダブルボギーを喫して田中裕基に並ばれたが、18番で13メートル近いバーディーパットをねじ込み、ガッツポーズを作った。

 22年大会は4打差の単独首位で最終日を迎えながら、河本力に逆転されて2位に終わった。今回、3日目終了時のトップとの差は3打だった。「自分は4打差から負けを経験している。今度は逆のパターンにしたい」と宣言。

有言実行を果たした。

 24年から欧州を主戦場にしてきた。最近は体のトレーニングに加え、食トレにも力を入れている。体重を増やすために、春先から栄養士をつけた。写真を送りながら、リモートで日本とやり取りをする。体重は6キロ増えた。「体作りをして、疲労を感じるなかでも集中して力を発揮できている」と効果を口にした。特に意識しているのは「炭水化物を取りまくる」ことで、3食の合間にコーラ、グミ、ようかんなどを補食する。

 今季日本ツアーは4月の東建ホームメイトカップ以来2試合目。大会主催の興和とは昨年7月からスポンサー契約を結んでいる。愛知県生まれの28歳は、地元でのホスト大会で凱旋Vを遂げた。またすぐに海を渡り、欧州ツアーのプレーオフ初戦「アブタビ選手権」(5~8日)に挑む。

 ◆桂川 有人(かつらがわ・ゆうと)1998年10月9日、愛知・清須市生まれ。28歳。シングルプレーヤーだった祖父の勧めで4歳からゴルフを始める。通信制のルネサンス豊田高に進み、フィリピン・マニラに3年間のゴルフ留学。日大で2018年日本学生選手権優勝。20年にプロ転向し、22年にコロナ禍で日本ツアー単独開催された「ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント」で日本ツアー初優勝、24年に小祝さくらと結婚。167センチ、70キロ。

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