うなぎチェーン「鰻の成瀬」を運営するフランチャイズビジネスインキュベーションは7月1日、東京都内で発表会を開催した。今年4月にAIフュージョンキャピタルグループの連結子会社となって以降初となるブランド刷新として、元プロ野球選手の斎藤佑樹氏が「Chief Omotenashi Officer(COO:チーフ・おもてなし・オフィサー)」に就任したほか、メニュー改定や品質強化を実施した。

鰻の成瀬“第二章”始動 品質強化でブランド磨く 斎藤佑樹氏がCOO就任
元プロ野球選手の斎藤佑樹氏
元プロ野球選手の斎藤佑樹氏
発表会で山本昌弘社長は「7月1日は『鰻の成瀬 第二章』の幕開けとなる日」と位置付け、「品質をさらに追求し、お客様へのおもてなし、加盟店との共存共栄、この3つを大切にしながら、全国のお客様に『また来たい』と思っていただけるブランドづくりを進めていく」と語った。

「鰻の成瀬」は2022年9月の1号店オープン以来、2025年10月には380店舗超まで急拡大した。現在の店舗数は235店舗。新体制のもと、急拡大フェーズから、品質とブランド価値を高める「第二章」へとかじを切る。
鰻の成瀬“第二章”始動 品質強化でブランド磨く 斎藤佑樹氏がCOO就任
鰻の成瀬「うな重」
鰻の成瀬「うな重」

■メニューを整理、品質も強化


今回のリニューアルでは、メニュー構成を創業当初のシンプルな形へ戻した。

これまで「並」「上」「特上」のグレードに加え、「松・竹・梅」のサイズを組み合わせる方式だったが、7月1日からは「並」を廃止し、「上」(外国産のニホンウナギを使用)を基本メニューとして、松・竹・梅の量から選ぶ形へ整理した。一部店舗では国産うなぎを使用した「特上」を引き続き提供する。

【新グランドメニュー(税込)】
・松 2,900円
・竹 2,500円
・梅 1,900円

※上記価格は一部店舗で取り扱う「特上」ではない。
鰻の成瀬“第二章”始動 品質強化でブランド磨く 斎藤佑樹氏がCOO就任
メニューを整理
メニューを整理
品質面でも見直しを進めた。うなぎの調達では、生育環境まで確認した養鰻場との取り組みを進めてきた。養鰻池や水質、餌などにも着目し、リニューアル後は、そうした管理体制のもとで育てられたうなぎを使用している。

さらに、お米についても本部スタッフが日本炊飯協会の研修を受講し、そのノウハウを加盟店へ展開する。

山本社長は「うなぎとお米しかない業態だからこそ、その品質を徹底的に追求していきたい」と話した。

■「ビジネスモデル」から「飲食ブランド」へ


7月7日には新ブランド「二代目ひつまぶしの成瀬」を立ち上げる。まず板橋店と千葉店で展開を開始。名古屋で50年以上続くうなぎ料理店「三代目うな東」が監修を行い、うな重専門店に加え、ひつまぶし業態にも挑戦する。

山本社長は「これまでは自分自身の発信も含め、ビジネスモデルを語ることが多かった」と振り返り、「今後は飲食店としての我々の強みをしっかり打ち出し、よりおいしいうなぎを提供していきたい」と説明した。

また、「アルバイト中心で運営できるビジネスモデルではあるが、だからといっておもてなしを疎かにするわけではない」とし、「接客も含めてブランドイメージをつくっていきたい。その象徴として斎藤さんに入っていただいた」と起用の狙いを語った。

店舗展開については、「これまで加盟店募集は広告ではなく、紹介や口コミで広がってきた」と説明。「今回のリブランディングによってブランド価値が高まり、その結果として出店したいという人が増えればいい。今後も自然な形で広げていきたい」と述べた。

■斎藤佑樹氏「ご褒美だったうなぎが勝ち飯に」


この日付でCOOに就任した斎藤氏は、「なぜうなぎなのかと思われるかもしれないが、もともとうなぎが大好きだった」と笑顔でコメントした。

「昔はご褒美として食べる存在だったが、『鰻の成瀬』は手に取りやすい価格なので、今では頑張る時の『勝ち飯』のような存在になっている」と語った。

また、自身もプロ野球選手から実業家へとセカンドキャリアを歩む中で、「『鰻の成瀬』も次のフェーズへ挑戦している。その挑戦に共感した」と就任理由を説明。


「これまでは多くの方から応援をいただいてきた。これからは『恩返し』をテーマに、おもてなしを通じてブランドづくりに貢献していきたい」と意気込みを語った。
鰻の成瀬“第二章”始動 品質強化でブランド磨く 斎藤佑樹氏がCOO就任
元プロ野球選手の斎藤佑樹氏
元プロ野球選手の斎藤佑樹氏
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