将棋の藤井聡太棋聖に服部慎一郎七段が挑戦する第97期棋聖戦五番勝負第3局が1日、静岡・沼津市の「沼津御用邸東附属邸第1学問所」で指され、藤井が勝利し、3連勝のストレートで防衛に成功した。

 先手番の藤井は時間をあまり使わずに進め、昼食休憩後は攻めを強化。

持ち時間(各4時間)のうち1時間2分を残し、87手で勝利した。藤井は「全体的にこちらが細い攻めをつなげていけるかどうか。激しい変化も多くて、判断に悩む局面が多かったかなと感じている」と振り返った。

 藤井は2020年に自身初タイトルを獲得した棋聖で7連覇を達成。大山康晴十五世名人に並ぶ、歴代2位の記録で「そのことは意識していませんでしたが、幸運なことだと感じます」とコメントした。続けて「連覇は途切れると目指すのが難しくなりますので、少しでも長く続けられるように取り組んでいけたらと思います」と意気込んだ。

 藤井は1月開幕の王将戦七番勝負、2月開幕の棋王戦五番勝負でカド番に追い込まれたが、いずれも防衛。この日の勝利で、3月8日から続く連勝記録は14となった。

 〇…服部はタイトル戦初挑戦となったが、3連敗で終了。「貴重な経験。開幕の1か月前から取り組んで、将棋漬けの日々でした。結果は残念でしたが、自分としては充実していたと思います」と振り返った。

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