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30億円調達のエリーパワー、アストロスケールがトップにランクイン

国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2022年1月)

資金調達金額が10億円以上の企業は、国内スタートアップ資金調達ランキング(2021年1月)では上位5社であったのに対し、2022年1月では倍以上に増加し、13社となっている。

大型リチウムイオン電池、蓄電システムを開発するエリーパワーは、登記簿から30億円の資金調達を確認し、今回のランキングで1位となった。同社の提供する大型リチウムイオン電池は、世界トップレベルの安全と性能を誇り、大型リチウムイオン電池として世界で初めて安全基準認証“TUV-Sマーク”を取得している。

また、同じく30億円の調達を実施して同率1位となったのはスペースデブリ除去に関する技術開発を行うアストロスケールホールディングスの子会社、アストロスケールだ。本調達は三菱UFJ銀行日本政策金融公庫からの融資によるものである。

スマホユーザーの行動を分析するIoT端末「AIBeacon」を活用したOMOマーケティングなどを行うアドインテは、グローリーInnovation Growth Ventureから総額28億6,000万円の資金調達を実施。今回の調達により、店舗でのユーザ体験向上を目的としたリテールメディア開発・運用や、流通小売企業様と連携したプロダクト開発やサービス強化を図る予定だ。

エネルギー商品の売買ができるオンライントレーディングプラットフォームを運営するenechainは、リード投資家のDoll Capital ManagementMinerva Growth Partnersを引受先としたシリーズAラウンドの第三者割当増資にて16億円を調達。取引銀行からの融資を合わせ、総額20億円の資金調達となった。今後3年間で、エネルギー取引を行うオンラインマーケットプレイスの流動性を高めていく方針だ。

ランクイン企業2社が累計資金調達金額300億円超え

国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2022年1月)

資金調達金額ランキング上位20社にランクインした企業のうち、アストロスケールホールディングスは累計調達金額が最も多く、累計342億9,000万円を調達している。次いでエリーパワーが累計331億8,000万円を調達しており、2社が累計で300億円以上の資金調達を実施している。

また、ドクターズモバイルトランザクション・メディア・ネットワークスは今回初めて資金調達を確認。ドクターズモバイルイノシアを引受先として6億円、トランザクション・メディア・ネットワークス三菱UFJ銀行を引受先として10億円の資金調達をそれぞれ実施した。

2022年2月3日時点で、2022年1月における資金調達金額の平均値は4.4億円、中央値は1.5億円、合計金額は395.4億円となった。(一部融資や社債での資金調達を含む)

ランクイン企業のピックアップニュース

カメラブ

プロバスケットボールクラブ「横浜エクセレンス」とスポーツ領域での撮影機会創出を見据えたパートナー連携を開始https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000034417.html(2022年1月14日)

アドインテ

【アドインテ】ドコモ・インサイトマーケティングと業務提携し、携帯基地局データ「モバイル空間統計®」とアドインテ保有データを連携した広告配信と分析サービスの提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000007452.html(2022年1月18日)

DAIZ

植物肉「ミラクルミート」のDAIZと日清食品ホールディングスが資本提携“新たな食の創造”と“環境問題の解決”を目指し、共同開発等に取り組む
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000052858.html(2022年1月31日)


STARTUP DBでは次月以降も引き続き、国内スタートアップ資金調達金額ランキングと主要トピックに関する記事をリリースしていく。

スタートアップイベント情報

3,000名以上が参加した、成長産業カンファレンス『FUSE』 Vol.2 がアーカイブ配信中

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3,000名以上の方が参加した、日本経済の再成長のため、スタートアップや大手企業、アカデミア、行政などの協業・共創をプロデュースするイベント、『FUSE』。

現在2月末までの期間限定として、アーカイブ配信と共に登壇者や参加者とメッセージ交換が可能な、オンライン交流期間をご提供しております。
この場で新しい「融合」と「着火」としてご活用ください。

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