スリーダムアライアンスの評価額が2倍以上に増加、6位に浮上

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今月の評価額ランキングでは、上位20社の顔ぶれに変化はなかったものの、スリーダムアライアンスの評価額が800億円弱増加し、順位を先月の17位から6位に上げている。

スリーダムアライアンスは、革新的なセパレータ(絶縁体)技術を核とした次世代電池の開発・提供するスタートアップ。2022年10月時点の評価額は1,522億円で、先月の730億円と比較して792億円増加し、ランキング6位に浮上している。

2022年4月における15億円の資金調達を同社の登記簿より察知したことが、評価額の増加につながった。

また、クラウド型建設プロジェクト管理アプリ「ANDPAD」を提供するアンドパッドは7月末から9月初めにかけての複数回の資金調達を登記簿より確認し、評価額が先月より47億円増加している。

その他、SmartHRが新しく新株予約権を発行したことが登記簿より判明し、評価額が約1億円増加している。

先月比較で累計資金調達金額が増加した企業は4社

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累計資金調達金額が先月から変化した企業は、スリーダムアライアンス、アストロスケールホールディングスティアフォーアンドパッドの4社である。

アストロスケールホールディングスは、中小企業基盤整備機構による革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度を活用し、9月に三菱UFJ銀行との50億円の融資契約を締結。今後は、スペースサステナビリティに関する意識の高まりに合わせて増加するサービス需要に応え、開発を加速していく方針だ。

ティアフォーは、7月におけるSOMPOホールディングスヤマハ発動機ブリヂストンからの121億円の資金調達が登記簿情報に反映されたことにより、累計資金調達金額に微小な変化が生じている。

アンドパッドは9月に海外機関投資家を中心とした総額約122億円のシリーズDラウンドの資金調達を公表。Minerva Growth Partnersをリードとする第三者割当増資および、三菱UFJ銀行商工組合中央金庫からの融資を受けている。今後の戦略的な投資領域に関する基本方針を“ANDPAD Second Act”と位置付け、6つの戦略的投資を推進するとともに、建設業界全体の課題解決を目指していく。

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