“聴くスポーツ新聞”「生島ヒロシのおはよう一直線」

TBSラジオにて毎週月~金 朝5時30分~6時30分放送中。

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東京都・練馬区 38歳・女性 ラジオネーム:マシュマロ マン さん

私は小さな頃から太り気味。ポチャポチャしていました。いま考えると、子どもの頃から、足がむくんでいたと思います。今に至るまで放置していたせいか、マッサージに行っても足にちょっと触られるだけでも痛くて、十分にマッサージも受けられません。改善するには、何から始めればよいでしょうか?

東京有明医療大学・教授、川嶋朗先生に「むくみ対策」のアドバイスをいただきました。

<川嶋先生のお話>

「むくみ」は余分な水分がたまるのが原因。余分な水分が体内に滞る状態の水毒にあたります。しかも、単に脚や顔がむくむだけでなく、血行不良によって栄養や老廃物の運搬が滞ると、体内の水分調節もうまく行かなくなります。また、発汗・放熱もスムーズにできず、体内の水分のバランスはどんどん悪くなります。

「むくみ」を改善するには、やはり、体をしっかり温めることです。アイスクリームやジュースなどの冷たい食べ物、飲み物を摂りすぎないようにしましょう。

内臓をしっかり温めることが出来れば、血流がよくなり、体内の余分な水は自然と体の外に排出されます。ぬるいお風呂にゆっくり浸かると腎血流が増え、むくみが解消されます。また、足の筋肉は下半身に滞りがちな血液を心臓に送り返すポンプの働きをしています。血流改善で水分コントロールもはかれるので、適度な運動で下半身の筋肉を鍛えましょう。身体を締め付けるような下着、服装もむくみを増長するので注意は必要です。

心臓や肝臓、腎臓、内分泌系の異常から、全身のむくみが生じる場合もあります。体を温めても改善しない場合、早めに専門家に相談することをオススメします。

自分で出来るマッサージとしては、アキレス腱の部分を軽く揉む事も良いです。だるいと感じられるようになったら、いつでも、どこでもトライしてみてください。むくみやすい人は、靴下やストッキングをはくとき、床に寝て足をあげて履くのもオススメです。それだけで、その日のむくみが驚くほど少なくなりますよ。

また、腹巻もオススメです。

腹巻は「おなか」だけでなく、「背中」も温めてくれます。血流不足などで胃や肝臓など重要な内臓が疲れている時は、本人が意識しないうちに背中の筋肉が凝っています。背中が温まると筋肉の緊張が解けて、リラックスできます。お腹が冷えている人は、腰まわりも冷えている人がほとんどです。腹巻は「おなか」「背中」さらに「腰回り」も温められるのでオススメです。

さらに、インナーは冬でも夏でも必ず着てください。夏は冷房で体はどんどん冷えています。おなかや腰まわりに冷たい空気を当てないようにしましょう。夏は吸湿性の高いインナーを選ぶか、着替えを用意しましょう。汗をかいたままの服をそのまま着ていると、カラダが冷えます。

◆9月10日放送分より 番組名:「生島ヒロシのおはよう定食|一直線」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20180910053000

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