女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする、TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中。
今から49年前の1970年(昭和45年)の今日。
レジャーのひとつとして、すでに人気があったボウリングでしたが、女子プロボウラーの活躍により、全国にボウリング場が建てられ、ピークと言われる70年代初頭には、4千箇所近くあったとされます。そもそも年齢や性別の差が少ないスポーツということもあり、ブームの渦中の休日には、数時間待ち、深夜になってもボウリング場には長蛇の列ができたと言われています。テレビでは、連日のように中継が放送されさらに、女子プロボウラーをモデルにしたテレビドラマ『美しきチャレンジャー』も放送され人気となりました。
女性が活躍するというのは、やっぱりすごいんですね。ちなみに、男子プロも当然存在し「プロボウリング選手権」は女子の大会開催から遡ること2年前の68年から開催されていたそうです。同じように、頑張っていたはずなんですけどね。
空前のブームと言われたボウリングでしたが、あることをきっかけに急激に人気が下降することになります。それは1973年に世界的に起こった「オイルショック」でした。日本が不況になったこと、ボウリング場が多く飽和状態になったことなどが原因とされています。
ボウリングの中継番組があるのを、皆さんご存知ですか?2006年から放送されている、日本の女子プロ・女子アマチュアボウラーによる、ボウリングトーナメント番組『Pリーグ』。選手それぞれに付けられた、キャッチフレーズや、かわいい衣装も見所です。また、あの桑田佳祐さんが、自らの名前を冠にした「桑田カップ」を開催し最近では、テーマソング『レッツゴーボウリング』がヒット。
さらにさらに! もうひとつ、人気復活のキーとなったアイデアがあります。それは「ノンガーターレーン」と呼ばれるものです。児童向けに作られたというこちらは、レーンの両端にあるガーターの溝に
バンパーを設けて、ボールが落ちないようにしたもの。つまり必ずピンを倒せるため、ボウリングの楽しさを知ることが容易になったそうです。将来「成長したちびっ子ボウラーたち」の手で、ふたたび、ボウリング人気が花開く…なんてこともあるかもしれません。これぞ、まさに「プロの仕事」と言えそうです。
◆3月22日放送分より 番組名:「檀れい 今日の1ページ」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190322062000