最近、若い人の、ある「新しい消費行動」が調査結果からわかってきたので、その実態をいろいろ調べてきました!5月16日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。
まず、その消費行動を調査した株式会社メルカリの志和あかねさんのお話です。
▼メルカリ 志和あかねさんwithげんあたくん
「ワンショット」の「ワン」には2つ意味があって・・・
なぜ写真を撮るかというと・・・メルカリなどのフリマアプリに売るため
つまり、1回だけ着て、1回写真とって、売るという消費行動が、フリマアプリ経験者の7割近くもあるという衝撃的な結果がわかったんです。
そこで、実際に街の若い人がそんなに「ワンショット消費」しているのか、ファッションの街=原宿で調べてみると、色々な実態が見えてきました。。
★出てくる出てくる「ワンショット消費」!▼ワンショット消費のリズムは「買って」「撮って」「売って」

最近、メルカリとか、フリル=今はラクマという楽天のフリマアプリですが、こうしたフリマアプリで簡単に売れるから、試着もしないで気軽に買う。そして、1回しか着ない「ワンショット消費」の理由はこれだったんです!
★ワンショット消費が増えてきた理由は「ネット通販」・女性1「ネットで買っちゃって、着てみたら全然で売るとかはあります。みなさん気軽にネットでポチポチ買ってしまうから、 かなりの人がサイズが合わないとか、イメージが違うという経験者。だから、とりあえず1回だけ着て、売る=ワンショット消費急増なんです。
そんな中、もう少しこのワンショット消費のプロたちに取材すると、洋服の買い方にも、こんなコツがあることがわかりました。
★ワンショット消費を見越したテクニック「タグ保管」!・男性「人気そうな商品買って、とりあえずタグを保管して、人気の時に売る。そういうのがあるので、レシートもあれば、信ぴょう性あるかなって、どこで買ったというのがあれば・・・」・女性「着る前に、もし着なかったら困るんで、買ってすぐにはタグを切んないで、着る直前に切るんですよ。自分が着ないなって思ったら、売るためにはタグをつけたまんまクローゼットにしまってます。そのときにタグとかないと新品かわかんないんで、保管を。」ワンショット消費のコツは「タグ保管」なんです!ブランド物などはとくに、ニセモノもあるので、信ぴょう性を高めるため。さらには、できる限り新品に近くするため、着る直前までタグを切らない方法。
というふうに・・・「ワンショット消費」がかなり街に定着している様子ですが、この消費行動を、ファッション業界も見逃してはいなかった!
★アパレル業界も見逃さない「ワンショットビジネス」!どういうことなのか? 女性アパレルブランド「feast(フィースト)」などを手掛ける、ハヤカワ五味さんのお話です。
▼ハヤカワ五味さん

▼タグを大きくしたブランド「DOUBLE CHACA(ダブルチャカ)」

結局、転売しやすい商品なら、それを見越してみんな買いにくる。結果、売れ行きが伸びるそうなんです。そのために、素人が写真でアップしてもブランド名がわかりやすいように、そして品質が悪く見えない工夫をしているということがわかりました。
気軽にみんながネットを使って、物を買ったり売ったりする時代だからこそアパレル業界側もそれにあわせて作り方を変えてきてる・・・それが勝ち残るための作戦なんですね!
◆5月16日放送分より 番組名:「森本毅郎・スタンバイ!」内「現場にアタック」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190516063000