TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。
9月25日の放送では、東京都福生市にお住まいの「黄トンボ」さん、75歳の女性からいただいたお便りをご紹介しました。
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まだ、各家庭に電話がなかった私の子ども時代。
十数件の家がある地域の真ん中に、お寺があり、そこが集会場になっていました。
お寺の門の外で、若い衆がほら貝を鳴らすと、集会がはじまる合図です。
ブオオオ~ンという独特の音が響き渡り、それを聞いた父は、ノートを持って出かけてゆきました。
今でもあの音は、耳の奥に懐かしく残っています。
今では、ほら貝の音は、映画やドラマでしか聞けなくなりましたが、楽器として使われていると聞いたことがあります。ほら貝そのものなのでしょうか。なにか他の材料で作られているのでしょうか。
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ほら貝を楽器で使うというお話について。
「ほら貝奏者」という肩書きで、音楽活動をされている方たちがいらっしゃるようです。その方たちが使っているのは、ホンモノのほら貝でした。そして、ロックミュージシャン忌野清志郎さんも、生前、ライブでほら貝を使っていたそうで、こちらもホンモノの貝です。
ほら貝は、海からとってきたものをそのまま使うわけではありません。尖ったほうを4~5センチぐらいカットして、金属の口金をとりつけます。こうして楽器になったものは、お祭り用品のお店や、楽器のネット販売で買うことができるのですが、小さいものでも4万円台からで、高価なものは十万円を超えます。ちょっと吹いてみたいなぁ…という気軽な気持ちでは買えませんね。
◆9月25日放送分より 番組名:「檀れい 今日の1ページ」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190925062000