TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中。
女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。
1879年、10月21日。
アメリカの発明家トーマス・エジソンが、40時間以上点灯することができる「白熱電球」の開発に成功。白熱電球は、すでにほかの人物によって発明されていましたが、エジソンの開発によって、実用的なものになりました。「あかりの日」は、この記念日は、エジソンのこの功績にちなんで、制定されたものです。
エジソンの時代だったら、とにかく、部屋をぱーっと照らしてくれる明るい照明に、人々は幸せを感じたことでしょう。でも、二十一世紀の今、人々が求めているのは、明るさだけではないようです、
照明器具を選ぶとき、重要になるのが、光の色。
電球のメーカーによって種類は違うようですが、オレンジっぽい色=「電球色」、太陽光に近い色=「昼白色」、もっと明るく青みがかっている=「昼光色」といったものがあります。「電球色」は、落ち着いた色なので、くつろいだ雰囲気のリビングや、寝室、和室、お風呂などに向いています。そして、「昼白色」は、オフィスや書斎など、書類やパソコンに向かう場所に。でも、「集中力を高めたい」「細かい作業をしたい」という場合には、「昼光色」が向いているかもしれません。「書類を読んでも頭に入らない」なんていう方は、光の色を変えてみると、解決できるかもしれません。
エジソンによって白熱電球が開発され、うちの中を照らすのは、ロウソクやランプから電気に変わってゆきました。しかし、人間とは不思議なもので、またあのゆらゆらとした炎が、恋しくなってしまったようです。
いまインテリアショップなどで人気なのが、LEDキャンドル。一見ロウソクのように見えますが、炎の部分がLEDライトになっています。優秀なものは、炎のゆらぎを調整することもできて、「ちらちら小刻みに揺らすか」、「風に吹かれているように大きく揺らすか」など、気分にあわせて変えることができるそうです。
また、このLEDキャンドルは、お寺でも使われるようになっています。由緒ある仏像やお堂に火を近づけるのは心配。でもこれなら安心ですよね。また、LEDキャンドルは、リモコンつきのモノも多いので、高い祭壇のうえに置いたものでも、オンオフが簡単です。
伝統と先端が結びついたあかり、LEDキャンドル……今後も目にする機会が増えてゆくのではないでしょうか。
◆10月21日放送分より 番組名:「檀れい 今日の1ページ」
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