女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今朝は「双子」についてのお話でした。
今日は2月5日です。
語呂合わせで「2つ」の「5」……ということで「双子の日」と言われています。
双子育児用品の専門店が制定したとされています。
「両方とも足が速くてカッコ良かった○○くん兄弟」
「男女の双子の幼なじみ。思春期はあまり口をきかなくなってたなぁ」
「双子と交際したけど、別れるまで、どっちがどっちか見分けはつかなかった・・・どこかで入れ替わっていた可能性もあるのかな」
そんな思い出を持つリスナーも方もいるのでしょうか。
自分の記憶を掘り起こすと宝塚歌劇団の2期上「76期」に双子の先輩がいらっしゃいました。鈴奈美央さん、鈴奈沙也さんです!お二人は「見分けがつかないほど、そっくり」ではなかったのでおそらくは一卵性ではなく、二卵性だったのでしょうか。組も違ったので双子と言われないと気づかなかった、そんな思い出があります。
さて、いまは受験シーズンでもありますので、今回は「東京大学 教育学部付属 中等教育学校」について少々。実は、この学校、70年近くに渡りに双子ないしは三つ子の児童に特別枠を設けて入学してもらい、さまざまな実践や調査・ケーススタディを通して「双生児研究」を行なっているという非常に珍しい学校です。
一学年120名の中に、例年10組くらいの双子、もしくは三つ子の生徒がいるそうです。しかも「中等教育学校」は、いわゆる中高一貫教育のことで校内には6学年で60組の双子もしくは三つ子の生徒が通学。
卒業生の方のブログなどを拝見すると、「部活のチームで双子が2組いた」などの経験もあるそうですが、双子の当事者にとっても「周りに多いので気にならなくなった」というメリットもあるようです。
双子、ないしは三つ子の研究の最大のポイントは、「遺伝子情報がほぼ同じと考えられる」こと。環境がどのように影響するかがわかるということです。このポイントは大きく、NASA=アメリカ航空宇宙局では、一卵性双生児の男性の宇宙飛行士2人の比較調査を行っています。
兄弟で宇宙飛行士になる時点ですでに凄いのですが片方がISSに1年ほど滞在したのち、それぞれの肉体を詳しく調べて比較したとのことです。こういう研究が未来に役立つといいですね。
◆2月5日放送分より 番組名:「檀れい 今日の1ページ」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200205062000