世の中は同窓会に呼ばれるときちんと行くタイプと、全く行かないタイプに分かれる。同窓会に行かないタイプが集まると「なぜ行こうと思わないのか」「きちんと行くような明るい性格の人に対する嫉妬」「学生時代の心の闇の話」で盛り上がり、気付けば仲良くなるものだ。

『24時のハコの同窓会』では『24時のハコ』に出演した芸人のなかから「学校の同窓会に行かない」というかが屋(加賀翔・賀屋壮也)とヒコロヒーが集まってトークを繰り広げている。

『24時のハコ』は2021年4月にスタート。月替わりで若手芸人にが登場する“チャレンジ枠”である。かが屋、ヒコロヒーのほかに見取り図、ハナコ、トム・ブラウン、滝音、ザ・マミィ、ストレッチーズが出演。12月は業界大注目のダウ90000を主宰する蓮見翔が出演している。ダウ90000は今年のM-1グランプリ準決勝に進出、チケットも即完していて人気急上昇中だ。先日開催されたダウ90000のトークイベントに足を運んだところ、いかにもお笑いが好きそうな男性ファンが多かったのが印象的であった。滝音、ストレッチーズを知っている人もお笑いの感度が高いと思われる。かが屋もヒコロヒーも番組のスタッフがどの芸人に注目しているか、気にしている。

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『24時のハコの同窓会』は最初こそ3人それぞれがトークの鉱脈を探っている様子だったが、お互いの共通点を早めに見つけたこともあり、話が面白い方向に転がっていく。なかでもヒコロヒーはかが屋のふたりが発した内容の隙を見つけるのが早く、容赦なくツッコミを入れる。一方、かが屋もヒコロヒーに応戦し、彼女が普段は口にしないような思いが吐露される場面も…。

一度開いたパンドラの箱からは煙がモクモクと出ていた。

世はいわゆる“芸人ラジオ戦国時代”。ラジオのみならず、音声配アプリでたくさんの番組が立ち上がっている。そのなかでも不特定多数の人に聴かれるラジオは業界関係者も聴いていると言われており、登竜門的な存在となっている。『24時のハコの同窓会』は芸人にとっては1ヶ月限定の短期決戦だ。かが屋もヒコロヒーも面白い番組を作りたいという思いはひと一倍強く、3人はますます意気投合。『24時のハコ』を放送した時の裏話を話していた。

<#何かがはじまる感謝祭>世は“芸人ラジオ戦国時代”!~24時のハコ・同窓会~

時は過ぎ、「そろそろお開きの時間」となった時から話はさらに盛り上がり、閉じかけられていた蓋は再びパカンと開いた。皆さんも同窓会に行かない人たちの同窓会の様子をご堪能あれ。

Text by やきそばかおる

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