TBSラジオ「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」毎週木曜日よる9時から放送中!
11月5日(木)「マイゲーム・マイライフ」で久しぶりに生放送を行いました。今回のテーマは11月12日発売のプレイステーション5発売記念スペシャル! 宇多丸さんと、TBSアナウンサー宇内梨沙(梨~沙る)さんが、リスナーの皆さんからいただいた「ゲームの思い出」をご紹介!
例えばこんな思い出が読まれていました。

ラジオネーム:690さん
「宇多丸さん、宇内さんこんばんは。毎週楽しく聴いています。
TVゲームの思い出と言えば小学生の頃、自宅にファミコンがなく毎日のようにファミコンを持っている友達の家に遊びに行くという日々を送っていました。
そんなある日、外でカンケリやろうと誘ってくれた友達と、ウチでファミコンやろうと誘ってくれた別の友達とダブルブッキングをしてしましました。
しまった! と思いつつ、両方やりたかった欲張りな当時の自分は、まずカンケリに参加し、隠れたふりをしてファミコンを持っている友達の家に行き、当時大好きだったアイスクライマーをプレイし、自分の番が終わったら「ちょっと出てくるね、すぐ戻るから」と言い、その友達の家を出て、何食わぬ顔をしてカンケリに戻るという2人の女性と同じ日に別々にデートするようなハラハラした日を送るという経験をしました。(実際そんな経験はありませんが……)
ちょっと離れた別の友達の家いたということで鬼になることはなく、ずっと隠れる役回りだったので、特に事なきを得ず両方とも終えることができたのですが、小学生とはいえ、いい立ち回りができたなと当時の自分に感心したエピソードでした」
梨~沙る「やば! 二股かと(笑)」

宇多丸「ええ~! こんな! できる!? これ!?」
梨~沙る「やったんですね」
宇多丸「カンケリってさ、だって、そのターンで、カンケリのターンが終了しちゃったら、いったん集合しなきゃいけないわけじゃん? あいついねーな、ってならないのかな?」
梨~沙る「私、申し訳なくて絶対そんなことできない。二股の才能ありますよ!」
宇多丸「ははは、まあね(笑)」
梨~沙る「圧倒的に才能ある!」

宇多丸「でも、バレるでしょ~? これは」
梨~沙る「だからバレないスキルもあるんですよ」
宇多丸「要は、ものすごく短いスパンで行ったり来たりしなきゃいけないね。もしくは、そもそもどっちにも存在感がない可能性(笑)」
梨~沙る「ああ~、そっちもあるのか」
宇多丸「存在感が薄めゆえに」
梨~沙る「あ! いたんだ!? みたいな(笑)」
宇多丸「こんなことあるんですね~」
わはは、個人的にはこのメール、とても好きでした。私はダブルブッキングしたことはなかったものの、もししていたらこういうこと、自分もやりかねません。
カンケリには色々なローカルルールがありそうですが、私がやったことあるのは、鬼が参加者全員を見つけるまでは、ずっと鬼が探し続けるルールでした。これならば、ちょっとファミコンをやってくるくらいできそうです。なんなら、ラジオネーム:690さんだけ毎回、仲間内で一番最後に見つかる、とかだったのではないでしょうか。

(ラジオネーム:失恋してヤケ酒さんの、親にPSのメモリーカードを買ってもらえなかった話について)
宇多丸「腹立つわ~! 理解のない親の! 逆にセーブの機能がなくてゲームやめられなくなってるし!」
梨~沙る「でも、そういう縛りプレイを意図せずとも小さい頃からやってたというのは、ほかのゲームプレイヤーよりも圧倒的にゲームスキルが高くなってると思うんですよね」
宇多丸「ゲームスキル高いし、あと集中度。この一回で! この一回を生きるのだ! という」
梨~沙る「だから以後の生活に役立ってる」
文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)
◆11月5日放送分より 番組名:「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」
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