TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!

(12月1日放送)

今週はブレインスリープ プレゼンツ「冬の睡眠特集~生活は睡眠で踊る」。
月曜日から木曜日までの4日間、睡眠に関する様々なテーマについてお送りします。

2日目の火曜日のテーマは・・・

睡眠でしっかり疲れを取る方法!睡眠の質を上げるには?

リスナーからの睡眠にまつわる疑問、質問、お悩み相談にのっていきます。教えてくれるのは、医学博士の西野精治先生。

【西野精治】
■1955 年・大阪府生まれ。
■87年、スタンフォード大学の睡眠研究所へ留学すると、突然眠りに落ちてしまう過眠症「ナルコレプシー」の原因究明に全力を注ぎます。
■現在は、株式会社ブレインスリープ代表で、30万部突破のベストセラー「スタンフォード式最高の睡眠」の著者でもいらっしゃいます。

ラジオネーム まみさん(38歳)

普段うつ伏せで顔だけ右に向けて寝ているのですが、以前「仰向けで寝ないと疲れは取れない」と聞いたことがあります。覚めた時、確かに身体はスッキリしていません。たまに仰向けで寝てみるのですが、目が覚めるとうつ伏せになっています。うつ伏せ寝は疲れが取れないのはなぜでしょうか?

西野:例えば、上向きで寝てみて起きた時に横になっててもいいが、その場合がいいのか、最初からうつ伏せでいつも通り寝てみて、その時の方が問題が多いか、ということで、自分で判断して、良い習慣を残すということが基本。自分が良かったことを人に勧めてもなかなかその人に合うかどうかは分からない。自分なりに判定してということが大事。

スー:こっちがいいとかあっちがダメとかではなく、自分に合った方法を見つけることがいいですね。

杉山真也アナウンサー(37歳・男性)

わたし、寝ても寝ても目のクマがとれないほど、疲労がとれていない時もあるんです。そこで、寝ても疲れが取れないのはなぜか。そして、理想の睡眠時間は何時間なのかを知りたいです。

西野:目の下のクマは、目の下の静脈が充血して、場合によっては青くなるというもの。睡眠も大事なので、日本人の場合は一番多いところで7時間ぐらいじゃないかと言われている。それと疲れが取れているか、日中眠気がないか、勤務されている方なら、週末、普段より長く寝る人は、普段の睡眠が足りていないことになる。目安とすれば、普段と比べて90分や2時間長く寝る場合は、慢性の睡眠不足が溜まっている可能性が高い。そのためには毎日の睡眠時間を増やすということになる。健康な睡眠パターン、個人差はあるが、健康な睡眠パターンが重要ということになる。

杉山真也アナウンサー(37歳・男性)

二度寝したいのにできない、どうすればいいでしょうか?

西野:1つ大事なことは、眠たい時に寝る。眠れないんだったらしばらく読書するとか、自分がリラックスする方法で眠くなるまで待つというのも1つで、二度寝が気持ちよくて二度寝をしたいということなんだろうが、寝れなかったら二度寝する必要ないと思う。それで、ほかの時間に眠たくなったということになると、昔は仮眠は必要ないと言われていたが、現代のように十分な睡眠時間が取れていない場合は、仮眠はメリットの方が大きい。

パフォーマンスも上がるし、いろんな疾患リスクも下げる。仮眠も30分~1時間以内がいいということだが、だから二度寝できなくても、眠くなったら仮眠すればいいということになります。

◆12月1日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20201201110000

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