TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!
12月14日(月)の「スーさん、これいいよ!」には伝説の家政婦・タサン志麻さんさんが登場!「毎日の料理に簡単に取り入れられるフランス料理」をご紹介いただきました。
タサン志麻さんは、リモートでご出演いただきました!
大阪あべの・辻調理師専門学校・フランス校を卒業後、ミシュランの三ツ星レストランでの研修を修了して帰国。
●フランス料理には、レストランで食べるコース料理のような豪華な食事と、一般家庭で食べられているシンプルで素朴な食事があります。タサンさんが紹介するフレンチのレシピは、フランスの家庭料理!実はフランス料理って簡単だし、手間がかからない。子育てしながら仕事をする、共働きの家庭にもぴったりと思うようになったそうです。
●なぜかというと・・・
いろいろと理由があるのですが、まず「配膳」
日本の食卓の定番は「ご飯」「味噌汁」「主菜」「副菜」のお皿が別。それが家族分用意されることが多いと思いますが、フランス料理は、大皿に盛って食卓で取り分けるのでOK。煮込みなどは出来上がったら鍋のまま食卓に出してしまうことも。「あれ取って!」「これ食べる?」とか、会話も生まれやすいと思います。
●他にも、下ごしらえは「塩」だけ!味付けがシンプルだったり、煮込み料理やオーブン料理も、調理時間は長いですが、ほったらかしでOK。
などなど、いろいろな理由があるそうです。

「毎日の料理に簡単に取り入れられるフランス料理」その①は・・・「ブレゼ」
ブレゼは、少量の水分と弱火で蒸し煮にする調理法をフレンチでは「ブレゼ」といいます。
<作り方>
①玉ねぎ1個を厚めのくし形切りに、にんじん1本は1.5cm幅の輪切りに、じゃがいも1個は一口大に、キャベツ2分の1個は大きめのざく切りにします。
②鍋に切った野菜、粗挽きソーセージ 4本、水200mlを入れて中火で熱します。ひと煮立ちしたら、アクをとって、固形コンソメ1個を入れる。
③蓋をして、弱火で野菜が軟らかくなるまで30分ほど煮込む。最後に塩胡椒で味を整えてできあがり。
<ポイント>
●鍋には、水分量の多い食材・堅い食材を先に入れてください。
●水の量は比較的少なめなのですが、水分の多い野菜をたくさん使えば、水を加えなくても、美味しい煮込みになります。

スー&小笠原「野菜の味がギュッとまとまってる!お子さんから年配の方までいける味!」フランス料理の定番「じゃがいものピュレ!」

続いての「毎日の料理に簡単に取り入れられるフランス料理」その②は・・・「ピュレ」
野菜を軟らかく茹でてからつぶす、なめらかな料理。
フランスでは、子供の離乳食にもなります。基本的に、味付けをせず野菜の甘味みを活かすので、ピュレで育ったフランスの子どもたちは、野菜の好き嫌いが少ないと言われています。
<作り方>
①じゃがいも2個を2cm幅の輪切りにし、沸かしたたっぷりのお湯で茹でる。
②竹串がすっと通るくらいまで柔らかくなったら、ザルにあげて水気を切る。
③じゃがいもをすぐ鍋に戻して、熱いうちにバターを入れ、スプーンでつぶしながら混ぜる。
④大きな塊がなくなるくらいまで潰したら、牛乳100mlを少しずつ加えながら、なめらかになるまで混ぜる。

スー&小笠原「これだけ食べてられる!好き!じゃがいもって潰すと美味しい!」
これにベースに、無塩のトマトジュースや、カレー粉・ミートソースを混ぜたりといろいろアレンジも効きます!ちなみに、ブレゼのスープをピュレに絡ませて食べても美味しいですよ!
◆12月14日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
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