TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!

8月8日(月) 放送後記

生活の知恵を授かるコーナー「スーさん、コレいいよ!」
ゲストは、美術ライターの浦島茂世さんでした。

今回は、暑いし、コロナも気になるから旅行もできないorしたくない!そんな人のために「遠出せずともゴージャスな気持ちになれる展覧会」をご紹介していただきました。

この暑さですからエンタメは室内で楽しみたいもの。浮世離れした世界に浸れる展覧会を3つご紹介してくれました。

『皇室のおたから美術たっぷり堪能!美の玉手箱 展!』

▼東京藝術大学 大学美術館で開催中の特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」おととい土曜日に始まったばかり。

▼宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する皇室の珠玉の名品と、東京藝術大学のコレクションを加えた82件の多種多様な作品がならぶ。この2つの館がもつ日本の美術史のお宝中のお宝を集めた展示。まさに「美の玉手箱」や~という美術展。

▼見どころは、国宝《動植綵絵》。
江戸時代に活躍し、花鳥絵を得意とした伊藤若冲の作品。彼の超絶技巧っぷりをたっぷり堪能できるすごい作品。

特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」。
上野にある東京藝術大学 大学美術館で9月25日まで開催されています。観覧料は、大人が税込み2,000円。学生は1,200円です。

『ゴージャス邸宅で見る写真展!蜷川実花 瞬く光の庭!』

▼東京都庭園美術館で開催中の「蜷川実花 瞬く光の庭」。
・タイトル通り、写真家で映画監督の蜷川実花さんの写真展。
・今回の庭園美術館は、もともとは旧朝香宮のお屋敷なんですが、アール・デコ様式という建築で作られていて、そのお屋敷を活かして飾られているのが特徴。
・蜷川さんの植物の写真と映像が、きれいすっきり飾られており、うっとりできる展覧会。
・庭園美術館という唯一無二の建築空間と、蜷川さんによる作品の競演とも言えます!

▼見所は、ちょっと驚きなのは作品の色が「淡い」こと。ギンギンギラギラしてなくて、さわやかなので昔から見てる人には結構意外かもしれないです。

▼こちらの美術館はその名の通り、庭園も素晴らしいんです。
きれいに整備された庭園にうっとりできます。また展示をみたあとですと、植物の見方が変わるかもしれません。

「蜷川実花 瞬く光の庭」。
目黒駅近くにある東京都庭園美術館で9月4日まで開催されています。
観覧料は、大人が税込み1,400円。学生、65歳以上の方は割引。


原則、オンラインによる事前予約制となっています。

『いつかは着てみたいすてきな服ばかり!ガブリエル・シャネル展!』

▼三菱一号館美術館で開催中の「ガブリエル・シャネル展」こちらも、その名の通り、シャネルの展覧会。服だけじゃなくて、ジュエリーやら香水やらまで全部自分で作っちゃうなんでもできるシャネルさんの展覧会.。2020年にパリで初開催されて、世界中をまわって今回日本にきています。

▼いつかは着てみたいすてきな服ばかり。とにかく服がきれいでたまらん。尊いーという気持ちになれる展覧会。

見どころは、ガブリエル・シャネルが作ってきたものを時代とともに見れる構成になっているので、シャネルさんの人生に思いを馳せることができます。

「ガブリエル・シャネル展」。
丸ノ内にある三菱一号館美術館で9月25日まで開催されています。入館料は、大人2,300円、学生1,200円、小中学生無料です。

今夏絶対に行きたい注目の美術展3選 キーワードは「ゴージャス...の画像はこちら >>

■浦島茂世さんは…
■年間150以上、美術館に足を運ぶ美術ライターで、文化庁「文化審議会 博物館部会」の委員も務められ、博物館に関する政策を議論するなどされています。


■公の仕事から「生活は踊る」まで幅広くご活躍中です。

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