TBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」毎週水曜日よる9時30分から放送中!

8月2日(水)放送後記

1歳半のお子さんの子育て中のイモトが、イヤイヤ期に差し掛かってきた子どもへの叱り方が難しいと告白。イヤイヤ期中の子育てをしている番組リスナーからのメールにイモトも共感。

1歳半でイヤイヤ期に差し掛かった息子の“イヤのツボ”がわからないのだという・・・

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イモト「家の中の怒り方を外でも出来ますか?」

イモト:「放送350回」の時の応募メールに、リスナーさんが番組の感想を書いてくれて。中でも前に話した、うちの息子のQ太郎の「イチゴ事件」の話が刺さったみたいで。みなさん、それぞれ<うちの子はこうだったよー>というのがあるんですね。そのメールがいっぱい届いているみたいで。

ラジオネーム「いよ君ばぁば」さん

Q太郎君のエピソードは微笑ましくてホッコリします。私が1歳の息子を連れてスーパーへ行った時のこと。息子をカートの子供用のイスに座らせ、食材を見ていると、ちょっと目を離した隙に、息子が陳列していた「キュウリ」を手に持ち、かぶりついて食べていました!私はビックリしてちょっと慌ててしまいました。その日はキュウリを買う予定ではありませんでしたが当然購入。レジでかじりかけのキュウリを買う時、恥ずかしかった事を覚えています。
(その頃の息子はキュウリが大好物でした。)そんな息子も30歳になり、昨年、男の子が産まれて、一児のパパに。
私にとって可愛い初孫のいよ君は「ブロッコリー」が大好物です。いつも口の周りを緑色にして食べています。

イモト「家の中の怒り方を外でも出来ますか?」

イモト「Q太郎が暴れるので、スーパーは1人の時に行く!」

イモト:なるほど、だからいよ君ばぁばなんですね。いやこれ、あるあるなんですね。親子で緑色の野菜が好きなんですね。キュウリもブロッコリーもどっちもなかなか食べてくれなくて困るんだけど。普通に食べてくれるのはいいですね。スーパーのキュウリをかじるかー。まあ、キュウリはそのまま置いてあるからね。キュウリはバリッと食べられる食感がいいのかな。いやー、私も全然ありうるな。だから今、Q太郎をスーパーに連れて行ってないもんね。なるべく1人の時に買い物に行くようにしています。そもそもスーパーに行くと騒ぎ出すし。これはあるよね、怖いなあ。

やっぱ誰にもであるんだなあ。

イモト:Q太郎も野菜の中でもキュウリがお気に入りで。他の野菜は残すんだけど、キュウリは自分でボリボリ食べていて。他の野菜と比べてフルーツ感覚なのかもしれないですね。レジでかじりかけのキュウリを出すのは恥ずかしいなあ。でもね、店員さんも子供がいるのがわかってますからね、微笑ましいでしょうけどね。

イモト「家の中の怒り方を外でも出来ますか?」

イモト:続きまして・・・

「3歳の女の子と5月に生まれた男の子を育てるママ」さん

Q太郎くんはイヤイヤ期始まってますか?うちのお嬢は生まれた時から反抗期ですが、1歳半頃からイヤイヤ期が始まり、「スーパー」でも「道端」でも寝転び、ぎゃーすか、しております、、、仏の心で終わるのを見守っております。

イモト「Q太郎の“イヤのツボ”がわからない・・・」

イモト:生まれた時から反抗期?そんなことある!?(笑)。“道端でぎゃーすか”、これはよく見ますね。Q太郎もこの感じになってきました。外ではまだやってないけど、家では何かが気に入らないと寝そべるね、仰け反るというか。ブリッジみたいな感じで危ないのよ、イスに座ってて急にウィンってなるなるから!いや、だからデパートで寝そべるのは時間の問題だね。イヤイヤ期は2歳くらいと言われていますけど、早い子は1歳半くらいから始まるみたいで。

イモト:確かに“意思”は出てきました。自分はこうしたいという。でもQ太郎は全然喋れないので言葉にして伝えられないからイーッてなるんですよね。それを汲み取ろうとしているんですけど、Q太郎の“イヤのツボ”がわからな過ぎて。最近気づいたんですけど、Q太郎は食べる時になるべく元のままの大きなままで食べたい。こっちが良かれと思って半分にしたり食べやすいサイズにすると、仰け反ることがわかりました!

イモト「家の中の怒り方を外でも出来ますか?」

イモト:この前もあったんですよ。フランスパンの輪切りしたのがまあまあ大きくて、最初Q太郎が食べづらそうにしていたから、私が勝手にちぎったの。ちぎった瞬間に<ギャーッ!>ってなったの!なんでなんで!?と思って。こっちは良かれと思ってちょっとパンをちぎってあげただけじゃん。そこまで泣かなくていいんじゃない!?って。大きなモノにかぶりつきたい願望があって。それを邪魔すると怒るというのがありましたね。

だから、そうやってなるべく子供の気持ちになって、今のは何がイヤなんだろうって。イヤなことのツボがわかんないだよ。パンをちぎったくらいでそんなに怒らないでよと思って。でもQ太郎にとってはイヤなことだから。

イモト「家の中の怒り方を、外でも出来ますか?」

イモト:一つ、みなさんに相談したいのが、これからイヤイヤ期も始まりますけど、私はけっこう怒るんですよ。ダメなことはダメだし、危ないことだったり、人に物を投げちゃうことだったり、そういう時はきちんとしっかり<コラッ!>って怒ろうと思って。ちょっと家で怒ってる感じがでないけど(笑)。家では怒るわけよ。食事中、フォークを投げたりすると<お、おいっ!ちょっと!コラ!>って言うんですよ・・・ちょっとQ太郎がいないと難しいな(笑)。<コラ!>って言って、1回ちゃんと目を見てなるべく低い声で、“こっちは本気だぞ”という感じで伝えるんですね。

イモト:それは家の中でやるわけですよ。今度、外に出た時に外食をしていて同じようにギャってなったり、ご飯をバンとしたりした時にも家の感じで怒りたいわけよ!でも、外というのと人が見ているというのと「イモト」というのがあって、そんなには怒れないわけ。<ダメだよ、だーめ!>とかなんとかギリギリのところを攻めるんだけど、子どもには効かないわけよ!家よりは全然怖くないから。

子どもにとっても、同じことをしても怒られ方が違う、なんなら怒らないってなってくると、混乱しちゃうじゃないですか。

「家の中の怒り方を外でもできますか?」

という(笑)。それをちょっと聞きたいですね。そこの差を出したくないんだけど、外であんまり<おい、コラッ!>って出来ないし。だからといって家の中でも<ダメだよ~>なんて言ってられないし!

イモト「家の中の怒り方を外でも出来ますか?」

イモトが子育てに実践中!知床の猟師の熊への対応

イモト:最初はそうやってたのよ。よくネットでも本でも“褒めて伸ばそう”みたいな。けっこう褒めたんだけど、全然伸びないじゃねえか!と思って。もちろん、出来た時は褒めるんだけど、ダメな時はダメだから。怒り方、叱り方ね。でも感情的にもなっちゃうなー。なるべく低い声で怒るというのは昔、NHKスペシャルで北海道の知床に暮らす熊と共存する猟師のドキュメンタリーを見たんですよ。びっくりするよ。ヒグマと人間の距離があんなに近い地区に住む猟師さんなんですけど、珍獣ハンターからしたありえない!一定の距離を取っているのよ!この狭いラジオのスタジオの私とハセガワDくらい。

それで、猟師さんは網を巻いていたり、熊は熊でのそのそしていて。<熊が近づいてきたらどうするんですか?>という質問に、その小さい猟師さんが言っていたのはNHKの方の目を見て<低い声で、こらっ!て言う。こっちの本気が伝わったら熊は逃げて行くよ>って。

イモト「家の中の怒り方を外でも出来ますか?」

イモト:たしかに見ていたら、猟師さんが熊に向かって低い声で<こらっ!>って言うの!そしたら熊が逃げて行くの!本気で言えば熊にも伝わるというのが私の頭にあって、今、Q太郎にそれをやってるの(笑)。ほんとに危ないことをした時にはQ太郎の目を見て低い声で<こらっ!>って言う(笑)。そしたらQ太郎がビクッてするの。今はそれしか怒り方がわかんないね。知床の漁師さんを参考にしちゃってるから(笑)。皆さんからも愛を持って叱り方、教え方とか良い方法があったら教えて欲しいですね。

イモト「仏の心も大事」

イモト:うーん、あとはメールをくれたリスナーさんのように“仏の心”というのもあるな。Q太郎がギャってなった時に一緒になって怒ると部屋の空気も悪くなっちゃうから。それを何回かやって心が疲弊するから。子どもが暴れ出したら自分の中で1回“チーン”って鳴らすんですよ(笑)。あとは呆然と見ている(笑)。もうどんだけ汚れようと<ああ、投げてるわー><コップひっくり返したわー><どーぞどーぞ>って(笑)。で、10分くらい経ってからキレイにする。そうね、“仏の心”も大事かもね。

イモト「家の中の怒り方を外でも出来ますか?」
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