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9月11日(月)は約1ヶ月ぶりに年間300本映画を観て、YouTubeチャンネル『シネマンション』でも活動されている漫才コンビ・ジャガモンドの斉藤さんが3度目の登場!! 過去2度の出演時は、月曜パートナーの滝沢カレンさんが大好きな“後味の悪い映画”。そして“とにかく怖いホラー映画”をプレゼンしましたが、オススメしたほとんどの映画をカレンさんが観た事ある、知ってる映画だったこともあり、リベンジに燃えています。
大どんでん返し映画その1『追いつめられて』
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向井:カレンさん、こちらをご覧になったことは?
滝沢:・・・ないです!
斉藤:よしよしよしよし!よかった!
向井:来ました!
滝沢:これはちょっと知りもしなかった。
向井:聞いたこともない?
滝沢:聞いたこともなかった。
向井:これはどういった映画ですか?
斉藤:これは海軍のお話といいますか。海軍内で起きるいざこざの話なんですけど、主人公がケビン・コスナー。ジーン・ハックマンって名優も出てるんですけど、ケビン・コスナーの上司がジーン・ハックマンなんですね。ケビン・コスナーは一生懸命働いて、みんなからも気に入られてる期待の若手だったんですけれども、ある日とある女性に恋をして、一夜をともにして、恋人の関係になっちゃうんですよ。そしたら、その恋人が自分の上司のジーン・ハックマンの愛人だということがわかっちゃうんですね。
向井:なるほど。
斉藤:思いっきり三角関係になっちゃって、で、大丈夫かなって思ってたら、ちょっと色んなことが起きて、ジーン・ハックマンがその恋人だった女性を殺してしまうんですよ。この段階でも「あれ?どんでん返しかな?」みたいな。でもまだまだなんですね。
滝沢:へー!
斉藤:ここから先がありまして。
向井:ほう!
斉藤:「俺がこの女の人殺したみたいになってない?」ってどんどん追い込まれていくって話なんですけど、とあるとんでもない出来事がラストにおきて、ひっくり返るという。
滝沢:えー!面白そう!!(拍手)
斉藤:拍手出ましたね。
滝沢:めっちゃ上手!言い方が。
向井:これは観たくなりましたね。
滝沢:めっちゃ観たくなります。
向井:これは1987年の映画。
斉藤:結構古めの映画ですけど。
滝沢:これは観なきゃですね。観てみたくなりました。
大どんでん返し映画その2『ヴィジョン 暗闇の来訪者』
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斉藤:これはアメリカ映画でございまして。とある妊婦さんがいて、旦那さんがいて、冒頭から車の事故に遭っちゃうシーンから始まるんですね。それでお子さんを流産してしまった。それから数年後みたいな感じで話が飛びまして、この夫婦が田舎に引っ越してワイン農園を始めるんですよ。新しい土地でちょっと不慣れで、新しいお家も建てて、そこに住んで、みたいな感じで、普通に幸せに過ごしてると思ったんですけど、なんかお家でポルターガイストというか。
向井:心霊現象?
斉藤:はい。なんかワイングラスが急にパーンって割れたりとか、声がして突き飛ばされたりとか、っていうことが起き始めるんですけど、これを体験するのが、主人公の妊婦さんだけなんですよ。
向井:ほう。
斉藤:旦那さんは何も被害起きなくて、奥さんだけがずっとその悩みに苦しめられていく。で、旦那さんは心配するじゃないですか。で、前のトラウマもあるから「病院行った方がいいんじゃない」って病院行って薬をもらったりするんですけど、全然治らなくて。どんどんどんどんそのポルターガイスト的なことがちょっと過剰になってくるんですね。
向井:ほうほう。
斉藤:で、どうやらこの家に何かあるんじゃない?ってことで、自分たちが来る前にこの土地に住んでた人のことを調べると、その前に住んでた人も、どうやら同じような体験をしてるっぽいと。「この土地なんかあったのかな?」と思って、いろいろ調べるんですけど、その土地では別に誰かが死んだ、とか、昔被害があって、とかは出てこないんですよ。「あれ?これ何なんだろう?」「なんでこの幽霊に悩まされるんだろう?」って思っていると、どうやら原因が主人公の女性にあるんじゃないか?ってことがわかってきて・・・っていう話なんですけど。
向井:ほー!
斉藤:これ、まさにどんでん返しの真髄を突いてる、というか。なぜかっていうと、僕が今こういう話をしてると、事故物件的な事か、とか思っちゃうんですよね、こっちは。
滝沢:うんうんうん。
斉藤:なぜかっていうと、色んなホラー映画とか、ドラマとか見てきて、大体こういう話って地縛霊がいて、とかって話になってくるんですけど。そもそも僕たちが見てる心霊表現って、果たして心霊表現なのか?って事がひっくり返ってくるつくりになってるっていう。ジャンルをそもそもひっくり返すどんでん返し映画でもあるんで。
滝沢:そもそも?
向井:そもそも。見事な1本ですね。これは。
向井:『ヴィジョン 暗闇の来訪者』、これはカレンさん?
滝沢:こちらは・・・悔しい!無いです!
斉藤:あれ!?やった!
向井:今回、今のところ2本とも。
滝沢:これ無い。初めて。しかも大好き系の。
向井:ホラーも好きだからこそ、そういう要素も?
斉藤:ありますね。1本目の『追いつめられて』はどっちかっていうとサスペンスというか、犯人誰なの?的な話なんですけど、これは結構ちゃんと怖いっていうか。

大どんでん返し映画その3『マリグナント 狂暴な悪夢』
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斉藤:これは割と最近の映画で、マニアの中では話題になった映画でございます。ジェームズ・ワンという監督がいるんですね。この人は『SAW』とか『死霊館』とか色んなシリーズを・・・
滝沢:はい。大好き(笑)
斉藤:お好きですよねえ。
向井:ちょっと・・・もう既に・・・(笑)
滝沢:(笑)
斉藤:ちょっと待って下さい。
向井:まだわかんないですよね。大どんでん返しがあるかもしれない。
斉藤:そうですよ。
向井:今のとこ知ってるっぽいリアクションされてるんけど。
斉藤:これ先に言うと、僕は結構賭けではあるというか。大好きな映画なんですよ。この路線、カレンさん観てるだろうなっていうのも、確かにありました。あったんですけど、僕、毎日のようにカレンさんのSNSをめっちゃ見てるんですよ。
滝沢:怖い。
斉藤:「怖い」ってやめてください。なんですか。「怖い」って。
一同:(笑)
向井:チェックのためにね。
斉藤:この企画の為ですよ。観てる映画をかなり挙げてるんで。
向井:Threadsの方でね。
斉藤:毎日見てて、この2021年あたり『マリグナント 狂暴な悪夢』の記事は見当たらなかったっていう。
向井:なるほど。SNSにはなかったぞと。
斉藤:それを踏まえた上でのプレゼンです。すいません、前置き長くなりましたけど。
向井:いえいえ。
斉藤:これもある妊婦さんが主人公で、旦那さんと新しいお家に引っ越して幸せなのかな、と思ったら、旦那さんがDV夫というか結構暴力激しめで、奥さんのことをいきなり殴り飛ばす。それぐらいちょっと過激なDVをしてると。で、大丈夫なのかなって。
滝沢:うんうん。
斉藤:そしたら、とある日、妊婦さんが寝てると、夢を見るんですよね。全然知らない人の家に忍び込んで、その人を何か殺害するみたいな夢を見るんですよ。で、起きて嫌な夢だなと思ってテレビ見たら、その夢が正夢になってて、「あれ?私が夢で見た人が本当に死んでる。」みたいな。「誰かに殺されちゃってるじゃん、家で。」みたいな。たまたまかな?って思ったら、3日ぐらい続けて同じような夢見るんですよ。毎日それが正夢になってて、自分が夢に見た人がどんどん本当に殺されてるってことがわかるんですね。これ何なの?って思ったら、どんでん返しというか「そういうことか」みたいなものが起きるんですけど、肝心なのが、その後で。
向井:ほう。
斉藤:どんでん返しで「わ、びっくりした。面白かった」ってなるじゃないですか。でもちゃんとその後がめちゃくちゃ面白いんですよ。「そういうことだったんだ~!」って大体そういうどんでん返し映画って終わっちゃうんですよ。
向井:そこで終わりですよね。
斉藤:そうなんですよ。そうなると、騙されたか、騙されてないか、みたいな基準で映画観るようになっちゃうんですけど。『マリグナント 狂暴な悪夢』は騙されなくても、その後がめちゃくちゃ面白いし、「これだけキャリア積んできたジェームズ・ワン監督がこれやりたかったんだな」という感動もちょっとある。そういうどんでん返し映画なんで、とても良い傑作でございます。

向井:ほー!さあ、それではカレンさん。
斉藤:そうなんですよ、ここなんですよ。
向井:こちらの『マリグナント 狂暴な悪夢』は?
斉藤:プレゼンはもういいんです。
向井:いやいやプレゼンが大事ですよ。別に勝負の企画じゃないんです。そもそも(笑)
斉藤:いや勝負の企画です、これは。正直タイトルだけ言って「どうか?」だけでもいいんです。
向井:だめです、だめです。そういうことじゃないんです。リスナーの方が知りたい、というのもあるんで。さあカレンさん、この映画ご存知でしょうか?
滝沢:こちらは・・・大好きです!
向井::やっぱり。これは好きですよね。
滝沢:はい。ジェームズ・ワン監督は私も大好きなので『SAW』から始まって、この人にハマりだしたので。
斉藤:そうですよねえ。
滝沢:これはどうしても「あなたにおすすめ」で絶対に。
向井:そうか。
滝沢:好きな監督で観てるから。機械側が。
向井:監督で選んで観てるから、AIがもうオススメするぐらいの。
滝沢:だから結構前に観ましたね、1年前ぐらいかな。
斉藤:ちょっとAIに負けるの悔しいですね。仕事取られちゃうよ、AIに。
一同:(笑)
