TBSラジオで月曜から木曜、朝8時30分からお送りしている『パンサー向井の#ふらっと』。4月15日(月)のゲストは、お笑いトリオ・ぱーてぃーちゃん の すがちゃん最高No.1さん!4月26日に著書『 中1、一人暮らし、意外とバレない 』が発売されるすがちゃんに、書籍の事、憧れの芸人像について月曜パートナーの滝沢カレンさんとお話を伺いました。
『ホームレス中学生』以来の衝撃!?『 中1、一人暮らし、意外とバレない 』
向井:この『中1、一人暮らし、意外とバレない』というすがちゃんのエッセイ、今のすがちゃんに至るまでの本読みましたけど。
すがちゃん:読んでいただいた。あんなにお忙しいのにすみません。ありがとうございます。 めちゃくちゃ面白いです。麒麟・田村さんの『ホームレス中学生』以来の衝撃。ベクトルは違うけど、それよりちょっと衝撃的だったかもしれない。
滝沢:私と同世代。1個違いなので、同じ時代を生きてたとは思えない、というか。
向井:エピソードがね。
滝沢:エピソードとして。大昔とかだったらあったかもしれないけど。
すがちゃん:「あったかもしれない」はやめてください。
一同:(笑)
滝沢:でも同じ時代にそんなお暮らしをされてたんだと思うと、また違う心で読むことができます。
すがちゃん最高No.1はなぜ中1で一人暮らしすることになったのか?
向井:なぜ中1で一人暮らしに至ったのか、ちょっと教えてもらってもいいですか?
すがちゃん:うち結構早めに実のお母さんが亡くなっちゃいまして。
向井:いくつぐらいのとき?
すがちゃん:3歳ぐらいですかね。そこから親父に育ててもらったんですけど、親父が割と破天荒で。
向井:これが本当になかなかの親父ですね。
すがちゃん:なかなかの。漫画読んでる方だったら、なんとかイメージつくかもしれないですけど、『刃牙』の範馬 勇次郎的な。
向井:『刃牙』の”地上最強の生物”範馬 勇次郎っていうめちゃくちゃな親父がいるんですけど、それぐらい破天荒。
すがちゃん:あれに、より俗物の感覚を入れた人というタイプの。豪快な。
向井:で、モテたいっていうか。女性大好き。
すがちゃん:そうですね。女性大好き、みたいな感じの親父に育ててもらって、親父の姉ちゃんが母親代わりで一緒に住んでくれて、あとはそのじいちゃん、ばあちゃんの5人暮らしをしてたんですけど、徐々に1抜けピ、2抜けピっていう、昼休みドッジボールシステム。「俺、先に出るわ」って。「先にあがさせてもらうわ」っていう。
向井:これも本の中では細かくどうなっていくか書いてあるんですけど。
すがちゃん:気づかなくて。本当に。
向井:どういう事?減っていってる事に?
すがちゃん:減っていってる事に。
滝沢:それが「家族」みたいな感覚だったってことですよね?
向井:みんな徐々に減っていくもんだ、っていう感覚だったってこと?何となくみんなも、ずっとみんなで住む、ってよりはまあまあまあまあ減ってるな、みたいな。普通の事として。
すがちゃん:今、滝沢さんがいつの間にかちょっとトイレ行って、いつの間にか帰っていて、向井さんも10分ぐらい話した後でパッといなくなって、僕1人になったらなんかいつの間にか僕が仕切るじゃないですか、このラジオを。
向井:その感覚なんだ!?
すがちゃん:その5分後に「俺、今1人じゃない!?」みたいな感覚でした。
一同:(笑)
向井:なんとなく帰ってくるんだろうなというか。カレンさんが今いなくなっても、って事だよね。
すがちゃん:そうですね。
向井:それで中1から、一人暮らしになって。
すがちゃん:だから中1の一人暮らしの10日目ぐらいで気づいたんですよ。「やたら疲れるな」と。日々。疲れるし、なんか腹も減ってるし。「やること多くないか?夜寂しくない?」みたいな感じでした、本当に。

すがちゃん最高No.1は狩野英孝さんのラインに乗った?
向井:どんな芸人になりたいとかあるじゃないですか。南海キャンディーズの山里さんとか、それこそ回す、メインMC?
すがちゃん:自分でいうのもアレだと思うんですけど、もちろん向井さんみたいにもちろんなりたいな、と憧れさせていただいていますよ。
向井:今、全然違う道走ってるよね。
すがちゃん:日々お滑り、お滑り。
一同:(笑)
すがちゃん:滑りやすい。すごいですよ、この芸能界、こんな簡単に滑りますか。
向井:迂闊に名前出せない、すごい人だと思うけど、狩野英孝さんのラインに今、すがちゃんが。いや、これってすごいことなのよ。狩野さんめちゃくちゃ面白い。
滝沢:真似したくても誰も真似できないですもんね。
向井:でもやっぱ狩野さんもかっこいいし、かっこつけようという気持ちが、変な方向に一瞬行っちゃう面白さというか。すがちゃんも「かっこいい」でいたいじゃん。
すがちゃん:もちろん。
向井:今もそうでしょ?
すがちゃん:もちろんですよ。
向井:滑りたくないし、別にいじられたいってわけでもない。
すがちゃん:1ミリもいじって欲しくないです。言葉巧みに人々を笑顔にしたい。
向井:でもそうはならない。
すがちゃん:ならないですね。ある局がやってるYouTubeの大喜利番組があるんですけど答え出した瞬間に喉に痰絡まってそのままフリップ落ちて、フリップを書いたペンの蓋が全部落ちて、みたいな。
一同:(笑)
すがちゃん:僕はそれをどうやってオンエアさせないか、テープ盗みに行こうと思ったんですけど、間に合わなくて。
向井:本当はそんな笑いの取り方したくない。
すがちゃん:したくないんですよ。
向井:だけどなっちゃう。これはもう本当に天性の。狩野さんもマジでそうですもんね。
すがちゃん:嫌です。
向井:「嫌」だから面白いんですよね。
滝沢:それが良いんです。それで良いですよね。
すがちゃん:それはごめんなさい。朝からすいません。むかついちゃいますよ。
一同:(笑)