向井が大興奮!風間監督が語る『silent』の裏側

向井:お二人は『silent』でご一緒されたと言うことで、僕もう『silent』にはどハマりしまして!

田中:いつも言ってましたよ!

桜田:嬉しい~。

風間:ありがたいです。

向井:この番組にも『silent』脚本の生方美久さんが来ていただいたりするくらい、素晴らしいドラマでしたが、桜田さんからしても『silent』の反響は大きかったんじゃないですか?

桜田:大きかったですね。

SNSのフォロワーさんがすごく増えたりだとか、行く先先の現場で「見てるよ」とか「先どうなるの?」って聞かれたりとか、すごくたくさんありました!

田中:体感の視聴率がすごく高かったですよね。

桜田:高かったですね~。

桜田ひより&監督が語る『silent』の裏側

向井:僕、舞台になった世田谷代田に行きましたもん!

風間:本当ですか?!(笑)

向井:聖地巡礼しに行きました!駅で一人で写真も撮りましたし、川口春奈さんと目黒蓮さんが出会ったカフェも、ファンの熱が凄すぎて予約が取れなくて!

田中:すごい熱でしたね。僕、仕事行く時に世田谷代田の駅やそのカフェの前をよく通ること多いんですよ。

向井:田中さん、最寄りが近いんですよね。

田中:ドラマが終わってからもずっと人がたくさんいましたね。

向井:生方さんの脚本の世界観を作り上げていくのが俳優さんであり監督だと思うんですけど、風間さん、あの『silent』の世界観はどうやって作っていったんですか?

風間:前提としてシナリオが魅力的で、そこに今注目されている俳優さんが集まってくれて、あとは空気感を作っていくだけでしたね。

向井:ドラマを作っていくにあたって、「こうしていこう」ってことはありましたか?

風間:音を大切に描いていきたいなって思っていました。「静寂」ってSNSでよく言っていただきましたけど、一緒に鳴っている音だったり、その輪郭をちゃんと耳に届けてあげたいと思って、手話を通して、衣擦れの音だったりとか、その存在感みたいなものを一個一個受け取っていくというか、掬っていくドラマにしたいとは思っていました。

向井:音っていうのがポイントですよね。無音の時間とか、曲のかかるタイミングがまあ絶妙なドラマでしたから。

田中:なるほどねえ。

音。

桜田ひよりが俳優を志したのは5歳の時、きっかけは「片平なぎさ」?

向井:本格的に俳優を志したのはおいくつの頃ですか?

桜田:一番最初に演技をやりたいって思ってこの世界に入っているので…

向井:それがおいくつの時ですか?

桜田:5歳の時です。

向井:5歳!?すごいロケットスタートですよ(笑)

田中:えー、すごいね!

向井:なんで5歳で演じるのを仕事にしようって思ったんですか?

桜田:テレビとか見ていて、一番惹きつけられたのが、子供向けのアニメじゃなくて、お昼の再放送のサスペンスドラマだったんですよ。

桜田ひより&監督が語る『silent』の裏側

向井:そこなんですかしかも!大人が見るようなやつですよね?

桜田:お母さんと一緒にそれを見てるのが日課というか、ずっと見て育ってたんで。

田中:うんうん。

桜田:私も夢中になってるし、お母さんも掃除をする手を止めて見てて。どこか夢中になってる姿を見て、「人をこんなに夢中にできるものがあるんだ」って思って、「これに出たい!」って言って、お母さんが事務所を探してくれて。

向井:片平なぎささんが出ているような作品ですよね?

桜田:崖の上で…みたいな(笑)

向井:それが最初の原体験なんですね。

放課後に担任と映画鑑賞!風間監督と恩師の絆エピソード

向井:桜田さんにおける再放送のサスペンスみたいな、風間さんにとっての原体験になった作品ってあったりするんですか?

風間:高校時代、すごい映画が好きな担任の先生がいたんですよ。

向井:はい。

風間:その先生が放課後に「風間、映画見にいこうぜ!」って。

向井:へー!

風間:その先生が、図書館のシアタールームで、相米慎二監督の作品を見せてくれたってのが僕にとっての入り口にだったかなって思ってて。

田中:それいいですねえ。

風間:すごく映画が好きで、今も地元の山形で公開すると、担任の先生もいまだに足を運んでくれたりして。

向井:へー!その先生の存在って言うのは、かなり大きかったんですか?

風間:大きいですね。そして相米慎二監督のもとで助監督やってきた人たちとの縁もなんかありまして。大学の先生がお弟子さんだったり、初めて映画の現場に行った監督がお弟子さんだったりしたので、縁で結ばれてる感じがしてますね。

田中:その先生も今も現役でいらっしゃるんですか?

風間:現役です。

田中:今は監督の作品を生徒たちに見せたりしてるんですかね?

風間:宣伝はしてくれてるはずです(笑)

向井:「教え子なんだよ」みたいなね。

田中:第二の監督を(笑)

桜田ひより&監督が語る『silent』の裏側