イモトが、金沢に引っ越す親友との最後の別れを「きちんとしてきた」と報告。イモトの後輩で同じ年の子供を持つママ友で親友の中村涼子が3月に金沢に移住。
イモト、大親友との最後の別れ~豪雨の中の握手
イモト:3月に、私の後輩で同じ年の子供を持つママ友で、なおかつ大親友であり、「すっぴんしゃん」にも何度も出演している中村涼子さんが東京から金沢に移住を決めるという話がありまして。ほんとにめちゃくちゃ仲の良かった大親友が環境を変えて引っ越すことになり、「すっぴんしゃん」でも2回ほどそのことを喋って。やっぱり悲しくて、ラジオの中でも2回ほど号泣して。2回目はラジオにゲストとして呼んだ中村涼子さんと2人で号泣しながら(笑)。号泣ラジオみたいなことがありました(笑)。

最後の日は豪雨だった
イモト:実際に中村涼子は無事に金沢に引っ越しました。前回の「すっぴんしゃん」の収録があった翌日が、涼子が金沢に行く日だったんですよ。私は「すっぴんしゃん」の収録終わりに、涼子に最後のお別れをしに行ってきました。夕方にラジオ収録が終わって、子供の保育園のお迎えに行って、その足で涼子のお家に行って最後のお別れをするという。あの日がとんでもない豪雨の日だったんですよ。どしゃ降りで。忙しなかったので家の中に入る感じじゃないから、家の前に車を停めて、パッとお別れをしようと。
イモト:私が行った次の日が引っ越しなわけですよ。

大号泣、ふたたび
イモト:私も涼子に渡すものがあったり、逆に受け取るものもあって。もう引っ越しのバタバタの中、そのままじゃあねっていう感じで終わるのがちょっとヤダったから、最後、豪雨の中、お互いに傘を差していて。で、私が<ちゃんとバイバイしよ>って手を出した瞬間に、中村涼子と私が大号泣(笑)。<イモトさ~ん、、、本当に今までありがとうございました、、、>って急にスイッチが入って(笑)。先に泣かれちゃうとこっちも<涼子のおかげでぇ私も楽しかったよぉ~><いや~本当にイモトさんにはお世話になってぇ~>って、すんごい力で握手をしてくれて。

イモト:握手って、だいたい4~5秒で終わるじゃないですか・・・3分! お互いに3分間、手を離さないの! 手を離したら本当の別れだって、お互いにわかっているから。名残惜し過ぎて、3分間ずっと。

イモト:思ったのは、そこはちゃんと悲しい別れっぽい別れをしたおいた方がお互いにスッキリしそうだなと思って。そこをさらっとやっちゃうと、ずっとわだかまりが残るんだけど。しっかりと、これ以上無い別れができたんですよ。映画やドラマのシーンでいうと、長尺の、10分くらいの別れのシーンがちゃんとできたんですよ。しかも、雨の中。お互いの心を天気が表しているかのような、それとも悲しみを流してくれているのかな、わからないですけども。とにかくとんでもない豪雨だったんですよ。

イモト:で、私の息子もポカンですよね。

きちんと別れができてよかった
イモト:この話を、収録が始まる前の打ち合わせで話をすじゃないですか。私が涼子の話をしたその3秒後くらいには、アカギPがメガネをとって泣いてるのよ(笑)。このくだりがもう1セットになっていて(笑)。アカギPは必ず泣いてくれますね。
イモト:涼子とは<これからも味方だよ>という話もできたし、涼子も<距離は離れるけど関係性は変わらないですよね、何も気にせず連絡をください>という約束をして別れたかな。その後、涼子は梱包作業があったと思うんですけど。でも無事に、次の日、出発できていたので。

イモト:でも最後にきちんと別れができてよかったです。3月4月は別れの時期ではあると思うけど、だから卒業式って大事なんだなと思った。儀式ですけど歌を歌ってちゃんと泣くという、ひとくだりをすることによって、心の整理がつくというか。次に進める儀式なんだなって思いましたね。駅のホームで号泣しながら別れるとか送り出すとか、あれはお互いのためであって、その時はすごく悲しいけど、やった方がいいな、感情は出した方がいいなと思いましたね。
イモト&涼子の豪雨の別れを監督するのは山崎貴監督? 行定勲監督?
イモト:ちょっと前の放送で、私が鳥取に帰省した時に山でハイエースがスタックしてる場面に遭遇したシーンの話をした時に、シナリオになるよね、三谷幸喜さん監督で映画化できるね!みたいな話で盛り上がっていましたが(笑)。私、今回の、涼子との豪雨の中の別れのシーンも・・・ちゃんと撮って欲しいなって。

イモト:今回は三谷さんではないな。

(TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋)