昨年10月、歯のインプラント手術を受けた際、歯医者が口腔内に残した金属の留め金から、細菌感染を起こしてしまったというホーガン。
彼は抗生物質も効かない痛みの治療のため、「頭にドリルで穴を開けて」留め金を取り除くという、実に痛々しい再手術を受けたのだという。しかしホーガンは何でもなかったかのように、「頭に熱い空気が溜まってるもんだから、ちょうど良かったのさ。もう大丈夫。でもアレは誰かに頭をパンチされたような痛さだったなあ。」と振り返る。
これまで映画『ロッキー3』(82年)や、『マイホーム・コマンドー』(91年)などに出演して来たホーガンはまた「(歯が治って)今はオーディションに行く準備が出来ている。
ところが、この「ヒゲ剃り宣言」に待ったを掛けたのが、口ヒゲ擁護団体の『American Mustache Institute』だ。1965年に米ミズーリ州で設立された同団体は、毎年口ヒゲのセレブや一般人を一堂に集め、「‘Stache Bash」という盛大なパーティを開いていることでも知られていて、世界に700の支部を持つという。
同団体の会長アーロン・パーロット博士は、「ホーガンが口ヒゲを剃ったら、天国にいる天使達が地球に落ちて死ぬだろう。」と聖書の言い伝えにたとえて語り、「何百万人という男性達にインスピレーションを与えたあの口ヒゲを、是非剃らないでもらいたい。」と大反対している。パーロット博士は「もし彼が口ヒゲを剃ってしまえば、口ヒゲを持つ全米のアメリカ人男性達のコミュニティーに大きなカオスが起き、彼らは激しく意気消沈してしまうだろう。」とまで語っている。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)