ドイツ中部フルダの職業訓練学校に勤めていた33歳の男性教師が、ポルノ映画に出演していたことが明らかとなった。『SPIEGEL ONLINE』が16日に報じている。
この映画はインターネットにも流出されたことから学校でも大きな話題となってしまい、教師は他校に転勤を余儀なくされることとなった。

このスキャンダルは、フルダの職業訓練学校に通う生徒の1人がインターネット上で偶然、同校で教鞭をとる男性教師がポルノ映画に出演しているという情報を発見し、他の教師たちに伝えたことで発覚。噂はあっという間に学校中に広まることとなった。

発覚後、この教師は何日かの休職処分を受けていたが、処分が明けた今月12日から他の学校に転勤したことが明らかとなった。これについてフルダの教育委員長は、彼の転勤は処分の一環ではなく彼自身が希望したものであり、恐らくポルノ出演が明らかとなってしまったことで、他の教師や生徒たちとの間に気まずい雰囲気が生じるのを避けるためだろうと語る。

こうした事件による処分は厳重なものでありそうだが、教師や公務員に関する法律に詳しい弁護士は今回のケースについて、法律的に処分を受ける程度のものではないと説明している。
しかしながら、教師という職業が一般的に威信を大きく喪失したことは間違いないとも話している。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)