Facebookに投稿した幼い愛娘の写真。その瞳の輝きにある不安を覚えたという友人。
彼女の指摘により母親は娘を連れて大きな病院に行くことになった。そこで告げられたのは、これまで聞いたこともない病名だった。「幼い子を育てているすべての親に、こんな例もあることを知って欲しい」として、米テネシー州在住の母親が愛娘の目に生じた病気を写真とともにメディアに紹介してくれた。

米テネシー州メンフィスに暮らすタラ・テイラーさんと娘のライリーちゃん(3)。タラさんはこのほど地元メディアの『WREG-TV』の取材を受け、笑顔がそれは可愛いライリーちゃんの写真を公開し、その瞳の輝きに隠れていた病の存在を知った時のショックを告白した。幼い子供の瞳にもしもこういった現象が起きていたら、すぐに大病院での診察が必要になることを子育て中の親たちに知って欲しいためであった。


ある時、Facebookにライリーちゃんの写真を投稿したタラさん。しかし彼女の友人は、カメラのフラッシュにも右目のような赤く丸い光を呈さないライリーちゃんの左目に懸念を抱く。瞳孔が金色に光るような場合、怖い病気がいくつか潜んでいることを知っていたためだ。この友人に促され、タラさんはライリーちゃんを連れて眼科のエキスパートが揃う「Charles Retina Institute and Baptist Eye Clinic」へ。そこで下された病名は、幼児期に発症するといわれる“コーツ病(Coats Disease)”。網膜血管が拡張して網膜剥離を招き、視力がぐんと低下する。
見た目は金色を呈するが、瞳孔が白色化するのは滲出液の影響によるものだ。

医師はタラさんに、「放置すれば視力が部分的あるいは全体的に失われる網膜の病気です。でもこの早期発見は非常に幸運ですよ」と告げた。事実、ライリーちゃんは体操教室に通っていたが、今のところ視力に何も問題がないせいか平均台もバランスよく歩いていたそうだ。「何か異変を感じても、痛みでも出てこない限り幼い子はそれを親にうまく告げることが出来ません」とタラさん。子供の体を親がじっくりと観察することがいかに重要かを力説する。
ライリーちゃんは2か月おきに眼科医の診察を受けていくもようだ。

※ 画像はWREG-TVが公開したもののスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)