現在、生きている世界一背の高い犬としてギネス記録を持つグレートデーンの“フレディ(Freddy)”が先月8歳の誕生日を迎え、ギネス記録上世界一長寿のグレートデーンとなることが分かった。『Mirror』『Daily Mail Online』などが伝えている。


大きく堂々とした外見とは裏腹に心優しく「優しい巨人」とも呼ばれるグレートデーンは、飼育しやすく飼い犬としても人気の犬種だ。英ノーフォーク州ウィーティングに住むクレア・ストーンマンさん(Claire Stoneman)の飼い犬“フレディ”も例にもれず心優しく、とても穏やかな犬だという。

フレディは2016年9月13日に1.035mという体高がギネスに認められ、生きている世界一背の高い犬としてギネス記録保持者となった。後ろ足で立つとその高さは2.133m(7フィート)以上にもなる。

そんなフレディ、数分遅れで同じ母犬から誕生した妹“フルール(Fleur)”とともに5月17日に8歳の誕生日を迎えた。フレディのために庭をデコレーションし2頭の好物やおもちゃなどを用意したクレアさんは、隣人でフレディの大の仲良しであるエリン・マンレイちゃん(Erin Manley、7)を招待し、盛大なパーティを開いた。


「2頭の散歩には早朝を選ぶようにしているの。そうすると人に囲まれることもないし。みんな、2頭のサイズにびっくりしているわ! 何人かは私が馬を連れて道を歩いているようだと怖がったりもするの」とクレアさんはすべての人がフレディたちを受け入れてくれるわけではないと語る。

しかしフレディから4か月遅れで誕生し、生まれた時からこの2頭に囲まれて育ったエリンちゃんは、この大きな犬たちが大好きだ。エリンちゃんの父ピーターさんもフレディは巨大だが優しく、エリンちゃんと一緒にいても「なんの問題もない」と信頼している。

「エリンはフレディのいない人生なんて知らないんだ。
あの身長もまったく気にしたことがなく、いつも近くにいたよ。」

「エリンは夜、寝る前にフレディに電話をかけるんだけど、それがエリンの声だとわかるとフレディはもごもごと話すようにしゃべるんだ。それが時々、まるで『愛してるよ!』って言っているみたいに聞こえるんだ。」

8歳を迎えたフレディはギネス史上、最も長生きなグレートデーンであることがすでに確認されており、クレアさんはフレディの新たな記録を申請する予定だ。この記録が認められれば、フレディは2つ目のギネス記録保持者となる。

「フレディがこの年まで生きていられたのはとってもラッキーだけど、実は心配もしているの。この頃のフレディは欲しいものをなんでも貰えているし、とても甘やかされているからね。子供のいない私にとって、フレディとフルールが私の子供なのよ。」

2頭は朝にドッグフードと一緒に牛ひき肉、夜にもドッグフードと一緒にローストチキンを食べ、一日中何らかのおやつも食べているという。
特にお気に入りの「wonky chomps(犬用のおやつ)」は一日で4パックも食べると言い、月の餌代は約69000円(500ポンド)に上るそうだ。

世界一長寿のグレートデーンを狙うフレディ、その食生活には少し注意が必要なようだ。

画像は『Mirror 2020年6月7日付「World’s tallest dog sets new record as oldest of his breed at grand age of eight』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)