「2020上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)で男性部門11位(7社)、上位18人の中で一番若い年齢だった伊藤健太郎容疑者。2019年に出演したCMはJR東日本、三井住友銀行、日本コカ・コーラなど有名企業がずらりと並び、今月27日からは食品メーカー「マルハニチロ」の家庭用冷凍食品CMが始まったばかりだった(放映中止を決定)。そんな伊藤容疑者のCM出演料は「3000万円前後」と言われており、20代前半の俳優の中で彼は頭一つ抜き出た存在だったのは間違いない。
芸能プロダクションにとってCMは数千万円単位の収入になるが、タレントが不祥事を起こした場合は巨額の損害賠償や違約金を抱え込む可能性もある。
矢口真里は不倫騒動を起こした時に大手食品メーカーのCMに出演していたが、わずか1週間で放映が打ち切りになった。2019年4月に矢口は『胸いっぱいサミット!』(カンテレ)に出演し、違約金は所属事務所が肩代わりして、それを分割で返済していることを明かしている。このCMの出演料はもらっていたものの、違約金はそれよりはるかに多額で「億はいかなくて何千万」とのことだ。また2017年4月放送の『好きか嫌いか言う時間』(TBS系)では、MCのブラックマヨネーズ・吉田敬が「CMのギャラが100万円だったとすると、違約金がこの100万円を超すこともあるんですか?」と質問。すると矢口は、自身がもらったギャラを全額返金するだけではなく、自分の写真を使用したものをすべての店頭から撤去する費用など様々なものが含まれるので「違約金の額はギャラを超える」と語っていた。
29、30日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、総合MCの坂上忍が「彼(伊藤容疑者)の事務所はそんな大きくないのに、違約金は払えるのか?」と心配していた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)