ジョー・バイデン米大統領の妻ジル夫人(69)がエイプリルフール当日、報道関係者にいたずらを仕掛けていたことが明らかになった。ジル夫人は大統領専用機に搭乗中、客室乗務員に変装してアイスクリームを配ったという。


現地時間1日、ジョー・バイデン米大統領ジル夫人が大統領専用機で米カリフォルニア州からワシントンD.C.へと戻った。エイプリルフールだったこの日、飛行機に同乗した報道関係者らはファーストレディのジル夫人から楽しいサプライズを受けた。

報道関係者によると記者団に機内食が配られている間、黒いパンツスーツとマスクをした黒髪のショートヘアの客室乗務員が現れたという。この乗務員は“ジャスミン”の名札を付けており、スタッフやシークレットサービス、記者団にアイスクリームを配っていた。

すると数分後、ジル夫人のシニアアドバイザーを務めるアンソニー・バーナル氏と報道官のマイケル・ラロサ氏が笑いながら記者団のキャビンに戻ってきた。

その後、ウィッグを外した“ジャスミン”は自身がジル夫人であることを明かし、笑いながら「エイプリルフール!」と叫んだという。


バーナル氏とラロサ氏もジル夫人が変装したことを知らなかったため、“ジャスミン”の正体を知った時には「大変驚いた」と記者団に話している。記者達によると、ジル夫人は明らかにいたずらを楽しんでいたようだ。

なおジル夫人がいたずらを仕掛けたのは、今回が初めてではない。夫のジョー・バイデン氏は、副大統領だった頃の2014年に「妻の家族にとってエイプリルフールは伝統のようなもの。私は毎年4月1日の朝になると、今回ジルは何をしてくれるんだろう…と心配しながら目覚めるのです」と話しており、過去にはこんなこともあったそうだ。

「ある年のエイプリルフール当日、副大統領専用機に搭乗するとジルの姿が見つからなくて。
そして座席の上にある荷物棚を開けると、中からジルが飛び出してきたのです!」

一方でジル夫人は2019年に出版した自伝『Where the Light Enters: Building a Family, Discovering Myself』で、機内の棚に隠れてバイデン氏を驚かせた時のことをこのように綴っていた。

「最初の人が棚を開けた時に、私は『バアッ!』って叫んだの。笑い過ぎて上手く言うのが大変だったわ。でも私の努力は意図した通りの効果をもたらした。彼は驚いた声をあげて、後ろ向きに座ってしまったの。かなりショックを受けたような顔をしてね。」

画像は『Dr. Jill Biden 2019年5月9日付Instagram「Finals are officially over and grades are posted—phew!」、2020年8月22日付Instagram「Ready for the 3rd period!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)