タレントのミッツ・マングローブ(46)が、5月19日に父親が亡くなったことをインスタグラムで報告した。在りし日の父親と母親、ミッツで撮ったスリーショットの投稿には、「お父様のご冥福をお祈り致します」とたくさんのお悔やみの言葉が寄せられている。


ミッツ・マングローブの本名は徳光修平で、フリーアナウンサー・徳光和夫のおいにあたる。徳光和夫の弟がミッツの父親である徳光次郎さんで、伊勢丹(現・三越伊勢丹)で宣伝畑を歩み、英国伊勢丹初代社長そして新宿本店次長などを務めたエリートサラリーマンだ。ミッツが小中学校時代をロンドンで過ごしたのも、父親の仕事の関係からである。

5月26日の『ミッツ・マングローブ【公式】 mitz_mangrove インスタグラム』で「父 徳光次郎が5月19日逝去しました」と報告し、「荒唐無稽な生業を選択してしまった息子に、あらゆる機会と出逢いを与え、その手と知恵を差し伸べ続けた男」と父親を紹介している。そして父親がこの世を去っても自分は「徳光さんの息子さん」と呼ばれ続けるだろうが、次郎さんが「ミッツ・マングローブの父親」と呼ばれる日は、どう頑張っても来ないような気がします―と、父親を誇りに思うミッツの気持ちが綴られている。

コメント欄にはお悔やみの言葉のほかに、次郎さんを知る人からの声も複数見受けられた。
「学生時代、伊勢丹の宣伝部でバイトしていた時に徳光部長にはとてもお世話になりました」「お父様と同じ百貨店でお仕事させて頂いた事があります。ミッツさんの一日支店長は、あのお父様ありきだと思いました」「主人が何度かお食事をご一緒させて頂きました。とても素晴らしい方と、何回も話しておりました」など、次郎さんの交友関係の広さや人望の厚さを知ることができるものばかりだ。

ミッツによると、両親は「大人が尊重し、育てなきゃいけないほどの個性は、個性じゃない」と言っていたことがあり、彼のセクシャリティに関しても「心配することを野暮だと思っていたのでは」と振り返っていた。通訳のアルバイトをしながら、女装してショーに出るため実家から毎晩出かけていく長男を静かに見守り続けた次郎さん。今後は空の上からミッツ・マングローブの活躍を楽しみにしてくれているはずだ。


画像2枚目は『ミッツ・マングローブ【公式】 2021年5月26日付Instagram「父 徳光次郎が5月19日逝去しました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)