HBO Maxで放映予定の『セックス・アンド・ザ・シティ』続編『And Just Like That…(原題)』を撮影中のミランダ・ホッブス役のシンシア・ニクソン、キャリー・ブラッドショー役のサラ・ジェシカ・パーカー、そしてシャーロット・ヨーク役のクリスティン・デイヴィス。オリジナルシリーズ終了から17年の時を経て、彼女らがマンハッタンを再び闊歩する姿を捉えた写真が公開された。
『Mirror』『New York Post』などが報じている。

2020年12月に制作が発表されて以来、SATCファンに渇望されている続編のイメージ写真が今年7月にHBO Maxより初公開された。シャーロット・ヨーク役のクリスティン・デイヴィス(56)が赤褐色の美しい髪の毛をなびかせる一方で、サラ・ジェシカ・パーカー(56)シンシア・ニクソン(55)が再びキャリー・ブラッドショーとミランダ・ホッブスの役に戻り、熟成を重ねた高級ワインのように美しく年齢を重ねた姿を披露している。

かつてシンシアのトレードマークだった赤毛は姿を消し、シルバーグレイの滑らかなボブ姿になった。サラは美しいハニーカラーの艶やかな髪の間からシルバーグレイのレイヤーをのぞかせた髪型で登場、年齢を重ねてもなお際立つ美しさを誇っている。

オリジナルシリーズと続編の大きな違いと言えば、好色家の象徴であったサマンサ・ジョーンズ役のキム・キャトラルが出演しないことだ。
現在64歳のキムと他の共演者達の不仲説は長いこと伝えられてきた。そんな中、キムは続編への出演を辞退した。しかし最近の報道では、イギリス生まれでカナダ系アメリカ人のキムが、その知名度をぐんと押し上げてくれた同シリーズの続編に背を向けたことを後悔しているとも報じられている。

「キムは実際には少し後悔しているよ。」
「もちろん、自分の意思を曲げなかったことを誇りに思っているだろうし、オリジナルシリーズでの出来事や(他の共演者達との)人間関係についても率直に認めている。それでもやっぱり、かつての共演者が再集結して笑顔を見せている姿を見て心穏やかにはいられないだろうね。」

そのように語った関係者は、こうも続けた。

「なんでここまで拗れてしまったのかという後悔があると思う。
悪いときもたくさんあっただろうけど、素晴らしく良い時間もたくさんあっただろうと思う。あの役がキムのキャリアのありとあらゆる面に大きな影響を与えたからね。」

サマンサ・ジョーンズのいない『セックス・アンド・ザ・シティ』に、心穏やかでないのはキム本人だけではない。多くのSATCファンらが、続編『And Just Like That…(原題)』の公式インスタグラムで“サマンサロス”を叫んでいる。

「キムはどこにいるの!?」
「(続編は)すごいことだけどサマンサがいないのは寂しすぎるわ」
「サマンサなしで誰がこの番組(続編)を見るというの? 多くの女性がこのドラマを見るようになったのは彼女がいたからなのよ!」

続編についての情報は厳格に管理されており、将来的にサマンサとして再度キムが出演する余地があるのかどうかは分かっていない。

続編では、主役の3人がマイケル・パトリック・キングらと共にエグゼクティブプロデューサーとしても名を連ねている。HBO Maxのチーフコンテンツオフィサーは「ニューヨークに住む50代女性の本当の姿を伝えたいとサラたちは考えています。
なので、より本質的な感じがあるかもしれません。30代の時に友人だった人が、必ずしも50代に入っても変わらず近しい友人でいるわけではないようにね」と明かしている。またオリジナルシリーズを踏襲し、30代だった3人が50代に入ってさらに複雑に絡み合った生活と友情に変遷していく様子を辿りながらストーリーが展開されていくという。

『And Just Like That…』は今年6月よりニューヨーク市で撮影に入っており、HBO Maxから各回30分の10話で年内には放送が開始される予定とのことだ。

画像2枚目は『And Just Like That... 2021年7月10日付Instagram「And Just Like That... we’re back」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Aya Nezu)