オーストラリアの大自然の中で気持ち良くハイキングを終えた後、履いていた靴下の中で何かが動いているのを感じた女性。嫌な予感がしたものの正体を確認するべく靴下をめくると、大きなヒルが脚に噛みついて吸血していた。
絶叫してパニックになった女性の代わりに家族が靴下を脱がせると、ヒルはポロっと女性の脚から離れたという。『news.com.au』などが伝えた。

豪ビクトリア州ジーロング在住のゾーイ・ネシックさん(Zoe Nesic、19)は、同州メアリーズビルにあるスティーヴンソン滝を散策した後、自宅に帰りソファーで休憩していた。するとどこからか“シュー”という奇妙な音を聞いたゾーイさんは、それが自分の足元から発生していることに気付いた。

ズボンの裾をめくりあげると、くるぶしの上まで履いていた靴下が一部膨らんでおり、得体のしれない物体に対する恐怖で絶叫した。悪い予感しかせず「靴下をめくりたくない」と話すゾーイさんだったが、何がいるのか確認せざるを得ないので、何とか心を落ち着けてそっと靴下をめくった。



するとなぜか出血している自分の脚がちらりと見え、「なんか血が出てる」とゾーイさんは漏らす。


そしてその先にある膨らみの部分まで靴下をめくると、なんとそこには巨大なヒルがうごめいていたのだ。

うねうねと体を動かすヒルに恐怖を覚えたゾーイさんはパニックになり、この世の終わりが来たかのように絶叫した。あまりの気持ち悪さにヒルを取り除くことができないゾーイさんは、「どうしたらいいの!?」と叫び続けている。仕方なく近くにいた男性が冷静に靴下を下までめくると、ヒルはポロっと床に落ちた。


ゾーイさんはヒルを見て「めっちゃでかい!」と絶叫しながらティッシュを使ってつまみ上げると、血を吸ったためかヒルの体は信じられないほど大きくなっていた。


一部始終を捉えた動画がゾーイさんのTikTokに投稿されると、今月16日の時点で再生回数が2000万回を軽く上回るほど反響を呼んだ。コメント欄には「絶叫する気持ちがよく分かるよ」「これだからオーストラリアには行けないんだ」「私だったら足を切り落としたくなるかも」「自分の身に起きたら絶対に同じリアクションするね」といった声が寄せられている。

当時はパニックに陥ったゾーイさんだったが痛みはほとんどなかったそうで、しばらくしてからひどい痒みを感じ始めたという。ゾーイさんは「痛くはなかったけどアレルギー反応が出て、数日間は傷の下に50セントコインくらいの大きさの腫れがありました。とても痒かったですね」と明かした。

ちなみにオーストラリアで応急処置のトレーニングや救急車の提供などの活動を行う慈善団体「St John Ambulance Victoria」では、ヒルに噛まれた時の対処法をこのように説明している。


「吸血されている場合には無理に引きはがさず、温めたり塩をかけたりして皮膚から離します。そして取り除いた後は、通常の出血した傷口と同様に清潔な包帯で患部を圧迫します。もし患部が感染症を引き起こしたり潰瘍の状態になってしまった場合には、医師の診察を受けてください。」

画像は『zoenesquik 2020年9月21日付Instagram「Swipe to see a furious photographer」』『Zoe 2021年6月13日付TikTok「Never going outside again...」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)