事件があったのは、8月8日深夜3時頃。被害者の女性は夜中に目が覚めてトイレに行った後、飲み物を飲もうとしていたところ突然、ヘルパーの女に押し倒され、果物ナイフを喉に突き付けられた。その後、女は女性を車いすに乗せると別の部屋のドアの前まで連れて行き、カギを開けるように要求したという。しかし女性はカギのある場所が分からなかったため、女は息子を呼ぶように指示した。
息子の話では、このインドネシア人のヘルパーの女は警察官と対峙しても果物ナイフを手放さず、最後は警察官が押さえ込んで逮捕したという。調べに対し、女は「雇い主が有給休暇を与えず、外出も禁じられ、パスポートも取り上げられている」、「最近、インドネシアにいる夫が第2夫人を迎えようとしていることを知り、国に帰りたいが帰れないことが不満だった」「女性にケガをさせるつもりはなかった」と供述している。
ヘルパーの女は女性に対してパスポートを返すよう要求しており、カギのかかった部屋にパスポートがあると思っていたようだ。しかし被害者女性の家族によれば、パスポートを取り上げた事実はなく「ヘルパー斡旋所が保管しているのではないか」と述べたという。
また女性の息子は普段、冬山郷から車で2時間ほど離れた都市で働いており、週末だけ帰省しているそうだ。
画像は『自由時報 2021年8月9日付「疑不滿雇主不給假 印尼籍看護刀割8旬嬤脖子收押」(鄒先生提供)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)