全出場選手270人が使っていた
ラケット、シューズ、ウェアは何だ!?

11月11日より3日間にわたって東京・昭和の森テニスセンターにて開催された、女子アマチュアテニスの最高峰「ソニー生命カップ 第43回全国レディーステニス大会 全国決勝大会」(サーフェス:オムニコート&ハードコート、使用球:YONEX TOUR PLATINUM[ヨネックス ツアープラチナム])。各都道府県予選を勝ち上がった上位3ペア(女子ダブルス)が都道府県代表として争うチーム戦で、1979年から40年以上開催されている歴史のある大会である。
第42回大会と同様に、今大会でも新型コロナウイルスの影響を鑑みて観客を入れず、さまざまな予防対策を講じて行われた。

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【関連記事】「第18回ピンクリボンレディーステニス大会 by Admiral全国決勝大会」でもっとも使用されていたラケット、シューズ、ウェアは何だ!?

例年よりも2チーム少ない45チームで争われたが、闘志がぶつかりあった好ゲームが続出した今大会。決勝で大阪を2-1で倒した千葉が、第39回(2017年)大会ぶり7度目の優勝を果たした。3位には京都、4位には岐阜が入り、ベスト8には神奈川、愛知、徳島、愛媛が輝いた。今年も熱戦が繰り広げられた同大会で、選手たちはどのメーカーのギアを使っていたのか!? 前回大会そして10月のピンクリボン大会に続き、今大会も全出場選手270人の使用ギアを調査! ラケット、シューズ、ウェア(上のみ)の各アイテムで、もっとも使用されていたメーカーを紹介する。

ラケット使用率No.1はヨネックス
バボラ、ウイルソンが続く

《ラケット使用メーカー別順位》
【1】ヨネックス[101選手]37.41%
【2】バボラ[36選手]13.33%
【3】ウイルソン[31選手]11.48%
【4】ヘッド[28選手]10.37%
【5】ダンロップ[25選手]9.26%
【6】プリンス[19選手]7.04%
【7】スリクソン[14選手]5.19%
【8】ブリヂストン[8選手]2.96%
【9】ダイアデム[2選手]0.74%
【9】トアルソン[2選手]0.74%
【9】ミズノ[2選手]0.74%
【12】テクニファイバー[1選手]0.37%
【12】フォルクル[1選手]0.37%

使用されていたラケットは13メーカーで、もっとも多かったのは101選手のヨネックス。全選手の約40%が使っていた。そして、バボラが36選手、ウイルソンが31選手、ヘッドが28選手、ダンロップが25選手と続く。前回大会では2番目以下がウイルソン、スリクソン、バボラ、プリンスという順番だったため、今大会ではヘッド、ダンロップが躍進したと言えるだろう。また、販売元が同じダンロップとスリクソンを合わせると39選手となり、2番目に多くなることがわかる。

全出場270選手の使用ギアを調査! 「ソニー生命カップ 第43回全国レディーステニス大会 全国決勝大会」で使用されていたラケット、シューズ、ウェアのメーカーを紹介

10月に行われた「ピンクリボン大会」に続き、今大会でもヨネックスのラケットを使用する選手がもっとも多かった

シューズ着用率No.1もヨネックス
4番目につけたダンロップが躍進

《シューズ着用メーカー別順位》
【1】ヨネックス[122選手]45.19%
【2】アシックス[49選手]18.15%
【3】ウイルソン[20選手]7.41%
【4】ダンロップ[18選手]6.67%
【5】ディアドラ[12選手]4.44%
【6】ニューバランス[11選手]4.07%
【6】ミズノ[11選手]4.07%
【8】プリンス[9選手]3.33%
【9】スリクソン[7選手]2.59%
【10】アディダス[5選手]1.85%
【10】バボラ[5選手]1.85%
【12】ナイキ[1選手]0.37%

シューズは12メーカー着用されており、ラケットと同様に、もっとも多かったのはヨネックス。122選手と、実に約半数の選手が着用していた。
続いて、アシックスが49選手、ウイルソンが20選手。4番目には18選手のダンロップが、5番目には12選手のディアドラが入った。ダンロップは過去2大会で着用していた選手は1人だったので、今大会では大きく躍進したと言えるだろう。

全出場270選手の使用ギアを調査! 「ソニー生命カップ 第43回全国レディーステニス大会 全国決勝大会」で使用されていたラケット、シューズ、ウェアのメーカーを紹介

今大会では約半数の選手が着用していたヨネックスのシューズ

実に17メーカー着用!
もっとも多かったのはやっぱりヨネックス

《ウエア[上]着用メーカー別順位》
【1】ヨネックス[98選手]36.30%
【2】フィラ[38選手]14.07%
【3】ローチェ[24選手]8.89%
【4】アドミラル[20選手]7.41%
【5】ダンロップ[16選手]5.93%
【6】セントクリストファー[10選手]3.70%
【6】プリンス[10選手]3.70%
【6】リージャ[10選手]3.70%
【6】ルコック[10選手]3.70%
【10】バボラ[9選手]3.33%
【11】ナイキ[7選手]2.59%
【12】アディダス[6選手]2.22%
【13】ロット[4選手]1.48%
【14】アンダーアーマー[2選手]0.74%
【14】エム クラウン[2選手]0.74%
【14】キア[2選手]0.74%
【14】ティゴラ[2選手]0.74%

ウェアについては、上下で違うメーカーのものを着用していた選手が複数人いたため、上のみを集計。今大会は実に17メーカーとさまざまなブランドのウェアが見られ、女性たちの関心の高さがうかがえた。その中でもっとも多かったのは、やっぱりヨネックス。98選手と、全体の約3分の1を占めていた。そして、38選手のフィラ、24選手のローチェが続き、10月に開催された「ピンクリボン大会」で着用率1位だったアドミラルが4番目につけた。また、ラケットやシューズで使用する選手が増えていたダンロップが、ウェアでも5番目に入る健闘を見せた。

全出場270選手の使用ギアを調査! 「ソニー生命カップ 第43回全国レディーステニス大会 全国決勝大会」で使用されていたラケット、シューズ、ウェアのメーカーを紹介

着用選手が増えたダンロップのウェア(写真は福島県No.3の高橋勝美/根本久美子ペア)

また、一般的な競技用ウェアだけでなく、鮮やかなカラーリング&デザインのものやワンピースなどおしゃれでかわいらしいウェアを着用している選手も多く見られ、女性の大会なだけあり華やかさやおしゃれ感が満載だった。

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