4月19日、元世界ランク1位で3月23日に現役引退を発表したアシュリー・バーティ(オーストラリア)が、この夏開催される一流アスリートが出場するゴルフの団体戦「アイコン・シリーズ」に出場することがわかった。
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6月30日と7月1日にニュージャージー州のリバティナショナルで第1回大会が開催される「アイコン・シリーズ」は、アメリカチームと世界チームに分かれて戦うゴルフのチーム戦。
2019年シーズンから3年連続で年間1位を達成。全仏オープン(2019年)、ウィンブルドン(2021年)と制して、今年の全豪オープンでは、地元選手としてクリス・オニール氏以来44年ぶりとなる優勝を果たしたバーティ。
だが、残るUSオープンを優勝して生涯グランドスラムを、というタイミングで「頂点に挑戦するために必要なものはない。もう限界。テニスというスポーツに自分のすべてを捧げてきた」「他の夢を追いかけたい」と語り、3月23日に引退を発表した。その10日後の4月2日には、オーストラリア・ブリスベンで開催された女子ゴルフの大会で勝利し、賞金30ドルを手にしたとも伝えられている。
引退の際、シモーナ・ハレプ(ルーマニア/同20位)は、「次はどうするの? ゴルフのグランドスラムチャンピオン?! 幸せになって、自分の人生を最大限に楽しんでね」とSNSに綴っていたが、テニスで世界No.1、さらにクリケットもプレーしていたというスポーツ万能のバーティならばそれも夢ではないのでは? とも思えてしまう。
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