現地4月24日、「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)は、23日に雨で順延したシングルス準決勝と決勝のダブルヘッダーで行われ、第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク11位)が、決勝で第8シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同18位)を6-3、6-2で下し、今季ツアー3勝目を挙げた。
【動画】アルカラス、ダブルヘッダーの疲れ感じさせず今季3勝目! マッチハイライト
雨で順延していた準決勝では、先にカレーニョ・ブスタが、第6シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同15位)を6-3、6-4のストレートで下し、決勝進出を決める。
迎えた決勝、今シーズンATP500リオデジャネイロ大会とATPマスターズ1000マイアミ大会でタイトルを手にしている18歳のアルカラスは、疲れを感じさせないプレーを披露。第1セットでは自身のサービスゲームで2ポイントしか落とさず、試合のペースを握ると、カレーニョ・ブスタのサービスゲームを2度破って6-3で第1セットを奪う。
続く、第2セットでもコート深くに配球したストロークでミスを引き出し、第6ゲームでブレークに成功したアルカラス。さらに5-2で迎えた第8ゲームでもサービスゲームを破り、ピンチを迎えることなくカレーニョ・ブスタを下した。
今大会は、過去にスペイン人として初めてグランドスラムを優勝したマヌエル・サンタナやアルカラスのコーチを務めるファン・カルロス・フェレーロ、ラファエル・ナダル、カルロス・モヤなどスペインの名選手が優勝している。優勝者としてともに名を連ねることについて、アルカラスは「とても意味のあることだね。この大会は子供のころから見ていた。この大会でプレーすること、そして優勝することを願っていた。名だたるスペイン選手のリストの一員になれて本当にうれしいよ」と喜びを語った。
※ランキングは4月18日付のもの