5月20日、今季で引退を発表した元世界ランク6位のジル・シモン(フランス/同159位/37歳)が、最後となる全仏オープンの記者会見に臨み、「自分の最大限の力を発揮できるように。そしてただ楽しみたい」と語った。
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5月8日、ツイッターで今季かぎりの引退を発表したシモン。会見では、引退を決断した理由について「このスポーツはとても身体的なもの。毎週プレーする必要があるし、安定感が必要なんだ。だからこそ、多くの努力が必要になる。だが、私は十分な試合数をこなせていないし、優位に立つこともできない。すべてのことを鑑み、最後の論理的帰結が、年末に引退することだった」と説明。さらに「正式に発表したら、もう終わり。私としてはもう後戻りはできないし、考えを変えるつもりもない。もっと反響を期待していたのだが、何も起こらなかった。それは、自分の判断が正しかったということ。それからは、自分の決断に安心したよ」と続けて語っている。
かつてコーチにも興味を示していたシモンだが、「しばらくは本当に休養をとるつもりだよ。
ワイルドカード(主催者推薦)で出場する母国でのグランドスラム、シモンは1回戦で第16シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同17位)と対戦する。
2002年にプロ転向を果たしたシモンは、2006年1月に初めてトップ100入り。