現地5月27日、「全仏オープン」女子シングルス3回戦が行われ、第27シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ/世界ランク28位)は、カロリーナ・ムホバ(チェコ/同81位)と対戦。
【動画】ネット際の激しい攻防はムホバに軍配! アニシモワの攻撃をことごとく返球
今大会初戦で大坂なおみ(フリー/同38位)を7-5、6-4で下したアニシモワは、2回戦でもドナ・ベキッチ(クロアチア/同100位)に 6-4、6-1とストレートで快勝。全豪オープンに続いて、3回戦に進出していた。
この日の対戦相手となったムホバは、今大会2回戦で第4シードのマリア・サッカリー(ギリシャ/同4位)を7-6(5)、7-6(4)で破り、勢いに乗っている相手だ。
第1セット、互いに一歩も譲らないストローク戦となり、3度ずつサービスゲームを破って6-6に。タイブレークでは、先に2本のミニブレークで5-1としたアニシモワだったが、焦りからかアンフォーストエラーが止まらない。結局、ムホバが9-7でタイブレークを制し、1時間29分もかかった第1セットはムホバの手に渡った。
続く第2セット、第1ゲームを失ったムホバだが、この日のアニシモワのプレーは不安定。第4ゲームでミスが重なり、ブレークバックに成功する。この流れに乗りたいムホバだが、直後のゲームで悲劇が訪れる。
フォアハンドを放ち、着地した瞬間に右足首を捻るとその場に倒れ込んだムホバ。すぐにメディカルタイムアウトを取り、テーピングを施したものの、ここまで見せてきたフットワークの良さは戻らず。
アニシモワは、2019年大会以来3年ぶりにベスト16入り。今年の全豪オープンに続いて、グランドスラム4回戦進出を果たした。
4回戦では、第14シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス/同14位)と第17シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ/同18位)の勝者と対戦する。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
【特集】全仏オープン2022の記事はこちら