6月6日、「ボス・オープン」(ドイツ・シュツットガルト/ATP250)に出場する元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク68位)が、同大会の賞金をウクライナの子供たちに寄付するとした。
【画像】マレー、ドラゴンの着ぐるみ姿で「ウィンブルドンへの準備は順調」とSNSに投稿
大会の公式サイトでマレーは、「ウクライナで起きていることはとても恐ろしいことだ。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、テニス界ではITF(国際テニス連盟)、ATP(男子プロテニス協会)やWTA(女子テニス協会)が国を代表するチーム戦(デビスカップ、ビリー・ジーン・キング・カップ)の出場停止、国名・国旗の使用中止を決定。さらに4月、ウィンブルドンは、ロシア、ベラルーシ両国選手のエントリー拒否を発表している(この決定を受けて、5月20日に、ATP、WTAが同大会でポイントを付与しないと決定している)。
そのほか、ITF、ATP、WTAが人道的救済とウクライナテニス連盟の支援のため、共同で70万米ドルを寄付。ロジャー・フェデラー(スイス/同50位)も、ウクライナの子供たちを救うために自身の財団を通じて50万ドル(約6,600万円)の寄付をするなど、テニス界でも支援の動きが広がっている。