6月13日、「全仏オープン」で自身の持つ最多優勝記録を更新し、14度目のタイトルを獲得した世界ランク5位のラファエル・ナダル(スペイン)が、故郷であるスペイン・マヨルカ島の芝コートでトレーニングを行ったとスペイン紙『AS』が報じた。
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同紙によると、ATP250「マヨルカ選手権」の会場でもあるマヨルカ・カントリークラブで、ナダルは短いトレーニングセッションを非公開で行ったとし、治療箇所の具合や芝でのプレーの感触を確かめたという。
全仏オープンで14度目のトロフィーを掲げたナダルは、優勝会見で痛みのある左足に注射を打ち、足の感覚を麻痺させ、感覚をなくして試合に臨んでいたことを明かした。だが、これは一時的な方法に過ぎず、これから先もプレーを続けるために可能性を模索。大会終了後には、スペイン・バルセロナを訪れ、高周波で神経の痛みを収めようとする治療を行っている。
ナダル自身「ウィンブルドンは優先事項」と語っていたが、「抗炎症剤を使ってプレーできるのならイエスだ。だが、麻酔注射をしてプレーするのはノー。もう二度とこんな状況を経験したくない」とも語っている。
全豪オープンと全仏オープンを制したナダルは、果たして2週間後のウィンブルドンでプレーする姿を見ることができるのだろうか。