6月27日に開幕するウィンブルドンは、14日に第1弾のワイルドカード(主催者推薦)を発表。女子テニスでグランドスラムを23度制している元世界ランク1位のセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)が名を連ねた。
【画像】セリーナ、芝生と白いシューズの写真をSNSに投稿「SWとSW19。デートね」
今年9月で41歳を迎えるセリーナは、ウィンブルドンで過去7度の優勝を誇る。グランドスラム通算優勝回数は23度と、史上最多24度のマーガレット・コート氏の記録にあと1勝と迫っている。
最後の試合は、昨年のウィンブルドン1回戦のアリグザンドラ・サスノビッチ(同38位)戦。第1セット途中で足を滑らせ右足のハムストリングを負傷し途中棄権を余儀なくされると、その後のUSオープンと今年の全豪オープンも欠場した。
ランキングは6月13日付で1208位まで落としているものの、4月には自身のSNSで「カムバックについて話しているところ。ウィンブルドンに向けて準備中よ。待ち遠しいわ」と久しぶりの戦いに向けてやる気をみなぎらせており、ワイルドカードが発表された同日には芝生の上に自身の白いシューズの写真を投稿。「SW(セリーナ)とSW19(ウィンブルドン)。デートね。2022年そこで会おう。さぁ行くぞ」と綴っている。
一方で長年セリーナのコーチを務めていたパトリック・ムラトグルー氏は、現在シモーナ・ハレプ(ルーマニア/同20位)を指導している。これからチーム編成はどのようになるのか気になるところだ。
また、イギリスのLTA(ローンテニス協会)は19日に開幕する「ロスシー国際」(イギリス・イーストボーン/WTA250)に、セリーナがオンス・ジャバー(チュニジア/同5位)とのペアでダブルスに出場することも明らかに。「イーストボーンには、他のツアーでは見られない独特の魅力がある。またファンの前でプレーするのが楽しみ」と述べ、セリーナは復帰を待ちわびた。